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「誰か選ぶしかねぇよな…。」
「でも、私は誰も選ばずに姿を消すのも…、あり、だと思うの…。」
そう言った私の目に、
顔をしかめる彼が映った。
「なんで。」
「なんでって…、今更 誰を選ぶこともできないよ…。」
「せっかくここまで築き上げたものがあるんだから、
そのうち1人くらいは選んでもよくね？」
彼は、今までに築き上げたものを全て無駄にするより、
一つでも無駄になるものが少ない方がいいと言いたいのだろう。
「…わかったよ、ちょっと考えてみる…。」
「おう。」
職場に戻ろうとした彼が振り返って、
あ、ちなみに、と言ったと思えば
「俺はミンギュ推しね。」
なんて、彼にはとことん呆れてしまう。
この関係を一番楽しんでいるのは
私ではなく、あなたなのでは？と聞きたくなるほどに
彼は今を笑っていた。
「はいはい。」
そう、軽くあしらった私を見て微笑んだ彼は
歩き出した私の横に来て、そっと私の頭の上に手を置いた。
「1人で抱え込むな、俺がいるから。」
そんな言葉、今まで何度も聞いてきた。
それは全部、全部嘘だった。
この人は違ったらいいな、なんて
ウォヌになに期待してるんだ、私は。
でも今だけは。
そう考えてしまう自分がどうかしてることくらい
もうとっくにわかっているのに
「ありがとうウォヌや。」
私はとことんバカな女なんだ。
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Sooyoung Kang(プロフ) - 안녕하세요! 테스트 중입니다... (2022年8月17日 0時) (
レス) id: 7b023cde93 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 失礼します。この作品は二次創作でありながらオリ/ジナル作品になっています。ルール違反なので、オリ/ジナルのタグを外していただくようお願いします。 (2022年7月12日 16時) (レス) id: 09c503bb24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くんかりん | 作成日時：2022年7月12日 13時
