２７ ジョンハンside ページ27
今俺の横で眠っている彼女の指には
俺ではない男からの指輪が。
昨日の夜、お酒でめちゃくちゃになった彼女が俺の家に来た。
フラフラになりながら家のなかを歩く彼女は危なっかしかった。
彼女から、ここ数日で起きた出来事を聞いた後、俺は彼女を抱いた。
色の濃い嫉妬と怒りを交えて。
本命の彼からもらった “それ” は、俺にはあげられないもの。
その本命の彼は俺らの関係を知らないから。
彼女の指に指輪をはめてあげられるのは彼だけの特権。
そんな酷いやつからもらった指輪なんか、
外しちゃえばいいのに。
そんなAだけを愛せないようなやつじゃなくて、
俺を選べばいいのに、なんて。
そんなやつからもらった指輪も外せなくて、
そんなやつでも “本命” と言って愛し続けるAも、
どれほど親を悲しませたくないのか。
親のいない俺からしたら、
そんな気持ちは少しも理解ができなかった。
Aと俺の関係は、
なんと言えばいいのだろう。
誰も傷つかずにこの関係を続けることも終わらせることもできるわけないのに
俺はまた、自分だけが幸せになる方法がないか考えている。
俺はむくっと起き上がって歩き出す。
一つの引き出しに手をかけて、
中から手のひらよりも小さいその箱を取り出す。
その中から覗く眩しいリングは、
彼女が俺だけを選んでくれた時に渡すもの。
だから俺はまだ、このリングにキスをして我慢するんだ。
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Sooyoung Kang(プロフ) - 안녕하세요! 테스트 중입니다... (2022年8月17日 0時) (
レス) id: 7b023cde93 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 失礼します。この作品は二次創作でありながらオリ/ジナル作品になっています。ルール違反なので、オリ/ジナルのタグを外していただくようお願いします。 (2022年7月12日 16時) (レス) id: 09c503bb24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くんかりん | 作成日時：2022年7月12日 13時
