１６ ページ16
ウォヌが私の仕事を手伝ってくれていなかったら、
今頃私はどうなっていたのだろうか。
泣き崩れていた…？
現実を受け入れられずに、ただずっと上の空だった…？
それとも……、
これ以上考えるのは、もうやめにしよう。
母の命は、なんとか助かったんだ。
ただ今はその奇跡に感謝して、
母が目を覚ますのを待とう。
「A…。」
誰かが私の頭を撫でていて、とても心地よかった。
私の名前を呼んだその声は、
この世の誰よりも安心できる声。
もう聞くことができないと思っていた声。
「…っ、お母さん……、」
「ごめんね…、A…。」
悲しげに微笑んで
私の目を見てそう呟くこの人は
今までどんな思いで生きてきたのだろう。
誰よりも辛かっただろうに、
誰よりも泣きたかっただろうに、
誰よりも笑っていた彼女は、
私にとって、かけがえのない人、そのもので
この人のいない人生は、考えられなかった。
だからこそ この人には、
「スンチョルくんとは、どう？」
願いを叶えてあげたかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 159人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Sooyoung Kang(プロフ) - 안녕하세요! 테스트 중입니다... (2022年8月17日 0時) (
レス) id: 7b023cde93 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 失礼します。この作品は二次創作でありながらオリ/ジナル作品になっています。ルール違反なので、オリ/ジナルのタグを外していただくようお願いします。 (2022年7月12日 16時) (レス) id: 09c503bb24 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くんかりん | 作成日時：2022年7月12日 13時
