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「ジョンハン、おはよ。」
 


「ん、はよ。」
 
 






この会社を継ぐ気もない。
 

ジスにすべて任せようと思っていた。
 

けど、中学のあいつを見て、不安が募ったのを覚えてる。
 


 
来る相手を拒まず、それが誰だろうと関係なく、あいつは関係をもっていた。

 
婚約者という存在に縛られるのが苦しい、それを理由に
 

あいつは黒い日常を生きていた。
 
 


だからいつか、Aも母さんみたいになってしまうんじゃないか、って。
 






 
「あのね昨日、夢にハニが出てきてさ…」






 
 
中学までは無関心だった。
 

あの家のことは、俺にはなんの関係もない、そう思って生きてきたけど

 
最近、考えが変わったんだ。
 






 
「…ハニさ、聞いてる?」






 
 
……また、大切な人を失うのは嫌だから。
 
 


俺はこいつを守りたい。
 
 






「えっ…! ハニ? ちょっと、なにして…」
 


「……ちょっとだけ、抱きしめさせて。……昨日、寝れなかったから…。」
 


「んふふっ、嘘が下手なのはどっち?」
 






 
御曹司の妻としてじゃなく、一人の人として生きてほしい。
 

今みたいに、ずっと笑っていてほしい。

 
それが、この結婚でできなくなるくらいなら、

 
俺がめちゃくちゃにしてやる、こんな結婚。
 






 
「……」
 


「え、今度はなに?」






 
 
Aの目に映る俺は、真剣だ。


 
 
なあ、A
 

俺、見せるから
 

お前に全部、包み隠さず見せるからさ

 
教えてよ、



 
 
お前を、愛してもいい?

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設定タグ:SEVENTEEN , セブチ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:くんかりん | 作成日時:2022年11月4日 18時

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