４２話 思イ知レ敵 ページ10
死柄木「…２３秒」
唐突に死柄木が呟いた
死柄木「２４秒、２０秒」
先生が舌打ちするのと『１７秒』という言葉は同時だった
捕縛武器を掴まれた先生は、引っ張って肘鉄を打つ
死柄木「髪が下がる瞬間がある。そして、その間隔は短くなってる。…無理をするなよ、イレイザーヘッド」
そう言って死柄木が触れた先生の肘は…文字通り崩れ落ちた
龍「破壊の個性か…」
敦「…」←龍に足を喰われたことを思い出した
崩れた肘を庇う先生に、死柄木が声を掛けた
死柄木「遊びの時間は終わりにしようか」
ニヤッと笑う死柄木を、龍が斬り飛ばす
しかし次の瞬間、３人の敵が襲いかかって来た
A「させるかよ！��ヒカリユメ��！」
なんとか眠らせるも、死柄木が起き上がってしまった
チッ、頑丈だな…
死柄木「その個性、集団との長期戦は向いてなくないか？それでも飛び込んで来たのは生徒の為。そして、強いとはいえ子供に全てを任せられないというプライドの為か？かっこいいなあ。…ところでヒーロー」
途切れる台詞と先生の背後に忍び寄る影
死柄木「本命は俺じゃない」
＿
一方、扉の前では１３号が危機に陥っていた
黒霧「災害救助で活躍するヒーローは、やはり戦闘経験が一般ヒーローより劣る。…自分で自分を塵にしてしまったな」
芦戸「先生！」
１３号の指先は黒霧の個性により自分に向き、自身を少しずつ塵にしてしまっている
皆が呆然とする中、我に返った砂糖は叫んだ
砂藤「飯田、走れ！」
その声に反応し、走り出す飯田
黒霧はゲートへの道を塞ぐが、障子が素早く妨害する
障子「行け！早く」
一方、黒霧を見ていた麗日はあることに気が付いた
黒霧が何かを身に着けていることに
麗日「理屈は知らへんけど、こんなん着とるなら実体あるんじゃないかな…！」
黒霧に駆け寄って触れると、案の定黒霧は浮いた
浮いた黒霧を、瀬呂がテープで固定する
麗日・瀬呂「「行けえええ！」」
飯田「(皆、待っててくれ！)」
飯田が走り抜けた次の瞬間、扉が閉まる
それを見た黒霧はため息をついた
黒霧「応援を呼ばれる…ゲームオーバーだ」
敦「その前に、お前をゲームオーバーにしてやろうか？」
ﾄﾞｺﾞｯ
黒霧「っ？！」
敦が有無を言わさず拳を叩き込む
ちょっと待て、黒霧が地面にめり込んでんぞ←
…まあいいや←
取り敢えず、面倒な敵は止められた
『後は先生か…』と振り向いた瞬間、目に入った光景は…
死柄木「対平和の象徴。改人・脳無」
怪物と捕まった先生、怯えた表情で固まる緑谷と蛙水と峰田の３人だった
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暴風夜 - 大好き、面白いです!この作品を作ってくれてありがとう!更新頑張ってください! (2022年2月7日 20時) (
レス) id: a11444e26e (このIDを非表示/違反報告)
夜叉夜桜(プロフ) - 本当ですか？！良かった…これからもよろしくお願いします！ (2022年1月8日 16時) (レス) id: 35abbb2f41 (このIDを非表示/違反報告)
ころと - リクエストした話、とても面白かったです。書いてくれてありがとうございました！ (2022年1月8日 16時) (レス) id: 47f6f1a6fd (このIDを非表示/違反報告)
夜叉夜桜(プロフ) - 裁判長ダゾさん» 返信遅れてごめんなさい…。ありがとうございます！頑張ります…(苦笑) (2022年1月8日 9時) (レス) id: 35abbb2f41 (このIDを非表示/違反報告)
裁判長ダゾ - めちゃくちゃ面白い。更新頑張ってください (2022年1月2日 13時) (レス) @page16 id: 21007faf11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜叉夜桜 | 作成日時：2021年10月28日 20時
