【中原中也】うたを、聴いて【文豪ストレイドッグス】

能力 ページ32

中也にぃのためっていうのは、ちょっと黙ってて欲しかったけど、嬉しい！

体力使い果たしそうになりながら作った甲斐があったなぁ、なんて思いながら中也にぃを見ると、ちょっと困ったような顔をしている。

私の異能力【告ぐるうた】は、作りたいもの何でも作り方教えてくれるけど、作ってる間の記憶はないし、作った後は体力不足で倒れる。

日常的に異能を使い続ければ、慣れるんじゃないかな。

そう思ったのは異能力があることが分かって1年くらい後の事。

日常的に異能を使う環境……

戦闘系の班に入れてもらっても、戦えないし、何より足手まといになってしまう。

戦略系の班はちゃんとした参謀がいるんだから、私の出る幕はない。

化学班！ぴったりなんじゃ……！

そう思って森さんに言ったらそこの所属になった。

でも、調合はあまりさせてもらえない。

作る薬は決まってるから、新しいのを作る必要性がないんだ。

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