検索窓
今日:9 hit、昨日:3 hit、合計:1,739 hit

任務 ページ23

首領から任務を仰せつかった。

ある老人の暗殺。

言われた事をこなせばいい。

標的の詳細は覚えていない。

要らないのだ、いずれ重力に押し潰される相手の詳細など。

これはね、一発で相手の動きを止められて、尚且つ最小限の声で喋らせる事が出来て、最後は中原君が煮るなり焼くなり好きなように出来るような薬にしてもらったんだよ。


誰が作ったのだろう、そんな薬を。


一瞬、屈託なく笑う、妹のように引っ付いてくる少女の顔が脳裏をよぎる。

いや、アイツは、あの能力は、まだ、人を殺めていない。


アイツはまだ、黒に染まっていない。


俺が買ってやったこげ茶の帽子がよく映える、薄い金色に輝くポニーテールも、青くキラキラと輝く二つの瞳も、それから、科学者の端くれであることを示すような、サイズの合っていない真っ白な白衣も。


純白なのだ、アイツは。

黒に染まれないほど。

漆黒→←不変



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:中原中也 , 文豪ストレイドッグス , ポートマフィア   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あおい | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/konchawa/  
作成日時:2020年4月29日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。