検索窓
今日:8 hit、昨日:3 hit、合計:1,738 hit

少女・十一歳 ページ1

「ねぇねぇ、ユキちゃん、お菓子作ろー!!」

「良いですけど、レシピはご存知なのですか、Aさん?」

「れしぴ……?」


あれは、私が15歳、Aが11歳の時だった。

いつも暇で暇で、ビルの中を走り回っては怒られていた。

そしてあの頃、私は未だ、彼女に敬語を使っていた。


そんな中でAが考え出した遊び。

それがお菓子作りだった。


「一寸待っていて下さいね、直ぐに調べてきますから。何が作りたいのですか?」

「くっきー!!こーよーさんがくれてね、ちゅーやにいといっしょに食べたの!!作りたいなー!!」

「それは良かったですね……Aさん?」


私もレシピを知らなかった。

だって、物心ついた時から此処に居たから。

親の顔は知らないけど。

だから探しに行こうとしていた。

女性構成員の誰かに聞けば分かるだろうと思って。

でも、そんな事をしている余裕はなかった。


Aの瞳は光を失っていたのだ。

異変→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:中原中也 , 文豪ストレイドッグス , ポートマフィア   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あおい | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/konchawa/  
作成日時:2020年4月29日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。