ブラックマジシャンガールⅤ【はじめしゃちょーの畑】 (ページ4)

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笑いっぱなしの一日ページ4

Aside

東京から帰る車の中…

改めて思った。

私めっちゃツボ浅いのに、よく耐えたなぁと。

関西人の割には、なのか。関西人だから、なのかはよく分かんないけど。

や「俺は何よりAとともたかが同じタイミングでアウトになった事に笑ったわ」

『私が一番びっくりしてます。開始二分で笑うと自分でも思ってた』

た「Aは笑いを耐えるイメージ無いもんね。すぐ笑うじゃん」

何しろ、相手はプロですから…

そりゃあ耐えれる自信なんて微塵もなかった。

相手は別に笑かしてるつもりがなくても笑っちゃうくらいの私が、なんであんなに頑張れたんや、と…

多分最近の私は運がいい。

ト「Aが笑わないとか、地球でも滅ぶんじゃない」

『ワンチャンある』

そして、珍しいことも多い。

なにかの予兆なのかなぁ。

いい予兆だと良いんだけど、大体ろくなことないし。

たまには何かないものかね。

凸「珍しいことと言えば…Aさん、元カレさんとはどうなってるんですか？何か進展があったって聞いたんですが」

『んー、まあ。無いことはないかな』

た「てつー、惚気始まるからダメだってー」

『あんたに言われたくない！』

本当に…

すっかり夜になって、街の明かりも消え始めた頃。

といっても…静岡は元々明かりが少ない。

駅周辺は賑やかだけど、ね。

これだけ暗いと、眠くもなってくる。

けど、みんな寝かせようとはしない。

ト「好きな芸能人とか居ないのー？ねーAー？」

とにかくともたかが喋りかけてくる。

私が眠いときに限って、よく元気になってる。

『それは…小島さんって言わないと怒る…？』

ト「別に、ガチでいいよ？」

『んじゃー小島さんって言っとこ』

凸「なんか失礼ですよw」

本当は最近だと霜○り明星さんとかが好き。

あの人たちもYouTubeやられてるもんね、コラボしてみたい…

『眠いって…寝ていい？』

た「もうようへい君は寝ちゃってるし、いいよ。お疲れ」

『なんで私はダメだったんだよ』

重い瞼必死にこじ開けて会話してたっていうのに。

まあ、いいか。

ト「着いたら起こすよ」

た「おやすみなさーい」

寝る直前に少しだけ聞こえた、

みんなの笑い声。