第23話（side:You） ページ24
一次会でも隣に座り、今も隣に座るジョングク。可愛い女の子の隣にでも座ってればいいのにと言えば、僕が人見知りなのを知っててそんなこというなんて、ヌナ冷たい、と嘘泣きされて面倒だったのでそのまま放っておくことにした。
ソクジン先輩とは一次会では同じテーブルに座れて、少しお話しできた。これだけハードワークした後でもかっこいいソクジン先輩。今は真正面とはいえ、大部屋で距離が離れているからお話はできないけど。
「ヌナの男を見る目を心配してましたけど、今回は大丈夫そうですね」
『あのね、ジョングク。前も言ったけど、騙されてないからね、私。たしかに騙されそうにはなったけど…』
「ヌナのこと泣かしたあの野郎は今でも忘れません」
『早く忘れて』
社会人になってからの恋愛は、色々面倒くさくて、いい顔して寄ってきた人に流されそうになったこともあった。結局、その男性はいろんな人にそういうふうに言い寄ってることを知って、そんなに好きでもなかった気がするのに、ジョングクに愚痴ってるうちに泣いてしまった。
「ソクジニヒョン、いい人ですよ」
『そうだね…。きっと、というか絶対モテるよね…』
私なんか相手にされるはずない。後輩として可愛がってもらえてるだけありがたい。なんてこの1ヶ月言い聞かせてたけど、知ってしまったからこそ、ソクジン先輩の特別な人になれたら幸せだろうなぁとも思ってしまう。
「まぁ、あの見た目ですからね。モテるんじゃないですか？知らないですけど」
『でも、彼女いないって言ってた…。本当にいないのかな？あんな素敵な人なのに』
「へー、ヒョン。ちゃっかりしてますね」
『ん？ごめん、よく聞こえなかった』
「独り言です。まぁ、ソクジニヒョンはそういう嘘つく人じゃないので大丈夫ですよ」
『そうだよね…』
ジョングクの言う通り、彼女がいるのにいないと嘘つくような人には見えないし、彼女がいるのに異性と2人でご飯に行くとも思えない。ましてや休日に。
「ヌナ、ヌナは可愛いですよ。だから自信持ってください」
『ジョングクに可愛いと言われる日がくるなんて…』
「えー、入社したときから思ってますよ〜。これでもヌナには幸せになって欲しいって思ってるんですよ。いい後輩を持ちましたね？」
『そうだね。かっこよくて優しい後輩を持てて、ヌナは幸せだよ』
「ですよね。話を聞いてあげたからヌナには焼肉奢ってもらわないと」
『前言撤回』
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あじぇ、RJ(プロフ) - ちみちゃんさん» ちみちゃんさん、コメントありがとうございます！もったいないお言葉までありがとうございます（TT）自己満足小説ですが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです！ (2020年6月23日 22時) (
レス) id: 4b5ad2c4f8 (このIDを非表示/違反報告)
ちみちゃん(プロフ) - 凄く素敵なお話ですね..!!続きも楽しみに待ってます(^^) (2020年6月23日 20時) (レス) id: cbbafdcd9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あじぇ、RJ | 作成日時：2020年6月18日 8時
