第15話 ページ16
Aちゃんとのランチはそれはそれは楽しかった。短い時間だったけどいろんな話ができた。料理も気に入ってくれたみたいで、美味しい美味しいとご飯を食べるAちゃんが可愛すぎた。
そんな楽しかったランチから早1週間。毎日退社するのが夜中の2時過ぎだったり、土日出勤もあったりで身体がなかなか休まらない。
「ヌナ、お昼ですよ。飯いきましょう」
『ごめん、ジョングク、出れそうにないや』
「ここは大丈夫だから行っておいで？ちゃんとご飯食べて」
『ヒョンソクさんこそ。あ、何か買ってきましょうか？私、コンビニでお昼買ってきます』
「うーん、それじゃあ適当におにぎり２つとお茶頼めるかな。ごめんね」
『いえ。ソクジン先輩も何かいりますか？』
「僕もコンビニ行こうかな。ジョングクは出れそうだったらちゃんとご飯食べてきな？」
「1人飯あんまり好きじゃないので僕もコンビニにします。というか、僕はヌナがご飯ちゃんと食べてくれればいいんです！」
『もー、ジョングク、ちゃんとご飯食べてるって。心配してくれてありがとね』
ご飯を食べてると言ってるAちゃんだけど、ここ数日、昼も夜もろくに食べれてなさそうだった。それに気づいてから、差し入れしたりしてるけど、あまり食は進んでなさそう…。
『コンビニもずっとだと飽きちゃいますよね〜…』
「あ、ヌナ！野菜じゃなくてもっとカロリーあるもの食べてください！ヌナ、夜もろくに食べないんですから！」
『野菜も食べなきゃでしょ。ジョングクは野菜を食べなさい』
Aちゃんが手に取ったのはサラダとおにぎり3個。内2個はおそらくヒョンソクさんのご飯だろうから、Aちゃんのご飯はサラダとおにぎり一個。うん、少なすぎる。でもここ数日のAちゃんの食欲を見る限りでは、そのくらいの量でも食べられなさそうだな…。
「Aちゃん、ゼリーとかどう？これなら食べやすくないかな？」
『すみません、ソクジン先輩にまで心配をかけてしまって。でも本当に大丈夫なんですよ。普段の蓄えがありますし』
「そんなほっそい腕して何言ってるんですか！」
『もー！ジョングク！もうご飯奢らないからね！』
ジョングクが軽く掴んだ腕は、日頃から鍛えているジョングクが本気を出せば折れてしまうんじゃないかと心配になるぐらい細くて、残りの期間、Aちゃんに食べ物を貢ごうと心に決めた。
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あじぇ、RJ(プロフ) - ちみちゃんさん» ちみちゃんさん、コメントありがとうございます！もったいないお言葉までありがとうございます（TT）自己満足小説ですが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです！ (2020年6月23日 22時) (
レス) id: 4b5ad2c4f8 (このIDを非表示/違反報告)
ちみちゃん(プロフ) - 凄く素敵なお話ですね..!!続きも楽しみに待ってます(^^) (2020年6月23日 20時) (レス) id: cbbafdcd9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あじぇ、RJ | 作成日時：2020年6月18日 8時
