第14話 ページ15
『ソクジン先輩は覚えてなさそうだったので、話そうかどうか迷ってたんですけど、やっぱり改めてお礼が言いたくて。あの時は本当にありがとうございました』
「いやいや、僕も顔をあまり見てなかったとはいえ覚えてなくてごめんね」
『あの時もお礼を言った後、ソクジン先輩はすぐに同期の方の方に行かれたので、覚えてる方が驚きです。なので気にしないでください。それに、もう4年も前のことですし』
4年も前のことなのに、こうやってきちんとお礼を言えるなんて、なんていい子なのだろうか。
『あーいうところでは1人にならないようにということも学べましたし。まぁ、あれ以降スノボには行ってないんですけど』
「いやー、まさか同じ会社の子だったとは…。Aちゃん、あの後の飲み会とかもいたの？」
『飲み会は…最初の乾杯だけして部屋に戻りました…』
「なるほど…」
あの時の飲み会で、新入社員の子は自己紹介をしてくれた。全員の名前と顔を覚えてるわけじゃないけど、一度ちゃんと見た顔なら、なんとなくは覚えてるはずだしと思ってたけど…。飲み会にもいなかったんじゃ、覚えてないか…。
「やー、まさか接点があったなんて」
『ソクジン先輩と2人でランチに行ったなんて同期に話したら大変なことになりそうです』
「いやいや、そんな…」
『あと最近はコンビニでもよくソクジン先輩を見かけてました』
「えっ！？」
Aちゃんに会えるかなと思って、自然と行く回数が増えたコンビニ。僕だけがAちゃんを認識してると思ってたけど、まさかコンビニでも僕に気づいてくれてたなんて。
『ソクジン先輩はかっこよすぎるので、今回みたいにお仕事ご一緒しなければ、きっとこうやってお話しする機会なかった気がします』
Aちゃん、それは僕のセリフだよ。2ヶ月前に君をコンビニで見かけてから、今日みたいに喋れるようになる日が来ることをどれだけ望んでいたことか。今だって、よく笑って、真剣な顔で仕事をするAちゃんを、つい目で追ってしまってるんだよ。
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あじぇ、RJ(プロフ) - ちみちゃんさん» ちみちゃんさん、コメントありがとうございます！もったいないお言葉までありがとうございます（TT）自己満足小説ですが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです！ (2020年6月23日 22時) (
レス) id: 4b5ad2c4f8 (このIDを非表示/違反報告)
ちみちゃん(プロフ) - 凄く素敵なお話ですね..!!続きも楽しみに待ってます(^^) (2020年6月23日 20時) (レス) id: cbbafdcd9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あじぇ、RJ | 作成日時：2020年6月18日 8時
