19話:偽者と本者 ページ19
No.side
教室が混乱や恐怖で埋まる中、モニタールームでは。
「ここから力を使えばいい訳ですか?」
「ああ」
モニターから教室の様子を見ながらいう青年、A。
ここで彼の【異能力】をもう一度解説しよう。
彼の【異能力】は『黒猫』。
身体全体を黒猫になることができ、相手に幻覚も見せることができる。
能力を使っている時だけ、赤い目になる。
これだけで言えばチートみたいな力だ。
だが、Aにも限界はある。
使いすぎると頭痛がするし、嫌な記憶も見てしまう。
いわゆるこの世界でいうと、キャパ。
此処にいる彼は「偽者」で、今画面に映っているのが「本者」。
勿論、正反対で性格も違う。
今回、罰を与えられている訳だが、この罰はAに怪我が生じる恐れがあった。
それに彼が抗議し、別の部屋からの支援を許可されたのだ。
それにしても…
「楽しそうだな、Aの奴…」
「彼、ちょっと怖い…」
「はは、彼奴はちょっとドSな所があるからな。まあ、根はいい奴だから。仲良くしてやってくれ」
「「(性格違い過ぎて怖い)」」
「(違和感ありまくりだろ…)」
A(偽者)は優しく笑い、モニターを向くと、目を丸くした。
Aが、爆破されそうになったからだ。
それを見たA(偽者)は、直ぐに【異能力】を発動し、Aを庇った。
爆破した本人、爆豪勝己は心底驚いていた。
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sideから視点に変えます。あと、これは体育祭の前の話です。すみません。
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名無し - 少しよろしいでしょうか? 内容は少し違うのですがこの小説に 似ていたものがありまして、 勘違いかもしれないんですけど この作品がパクられているかも、 しれません (2019年8月17日 19時) (レス) id: 8bef809b57 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - ありがとうございます!! (2018年3月3日 20時) (レス) id: 7d19fd6c34 (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - 更新楽しみにしてます! (2018年2月17日 16時) (レス) id: 84c51744c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒兎 | 作成日時:2018年1月15日 0時