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女子達が群れなす所に近づいた。
だが、近づくだけで、めちゃくちゃ押しに押され、場外になってしまった。LOST。

だから諦めて、私は別の所から見ようと移動する。
すると、早速誰も群れなしていない扉を発見。
そこに足を進めていたその時だった。

?「あかん!!避けろ!!!」

(____は?)

反応した時には既に遅く、

___ゴッッ…

体育館内から勢いよく飛んできたバレーボールが私の顔面に直撃した。

「〜〜〜〜たあぁぁ…」

もう、声を出さずにはいられなかった。
直撃したボールは私の目の前をコロコロ…と転がっていき、そのボールを鷲掴みした。

(…誰じゃ、このボールぶつけたんは!!!
恨みぶつけたる!!!)

?「すんませ〜…って、誰やお前!!」
「あ"あ"ん!?人の顔面にボール直撃させといてその言い草はなんやねん!!!」

え、嘘。なんか2日目にして関西弁が定着し始めている自分がいるんだが??

?「なんや、不法侵入か!!?
サム、先生や!!先生呼ばなあかん!!!」
「まず謝れや!!!しばくぞ!!!
つか、不法侵入じゃねぇし!!!私、ここの生徒だわ!!!
ポンコツが!!」

?「はあぁあぁぁ??
お前、今なんて言うた!!?」

なんて言って、掴み掛かってくる直撃男。
いや、全く。これっぽっちも私、悪いことなんてしてないと思うんですが!?!?

「ポンコツ言うたんや!!!
一発で聞き分けろ!!!このポンコツ!!!」

私も掴み返す。

?「こっっっの豚!!!もっぺ「侑。ええ加減にせえ」…き、北さん」

このポンコツが北さんと呼んだ人は私を掴む手を、離せと言わんばかりに下そうとする。

北「仮にもお前、この人にボールぶつけてんねんで。
まずは謝るのが礼儀とちゃうんか?」

え、この人めっっちゃいい人。

侑「……すんません」
「…コッチこそ、すまん。
ま、ポンコツって言葉は絶対訂正しないけども!!」
侑「(この喧し豚今すぐしばきたいッ!!!!)」

私は、口だけは達者であることを自分でも公認しているから口喧嘩なら負け無しである。
私に口喧嘩で勝てた者など居ない気がする。

北「…すんませんでした。うちの部員が。
大事ないですか?」

うわっ。めっちゃ美人さん。

「全然大丈夫っス。…それに、アナタの方が年上だと思うんで、敬語抜いて下さい」

北「…ほうか。なら、ええんやけど…でも、一応保健室行っといた方がええと思うで」

ふわっと笑ったその人が、重なる。
あの人に。

"Aちゃん。俺、結婚するんだ"


「____刻くん」

北・侑「「え?/は?」」

シン…と静まり返る状況に我に返る。


「なんッッッッッでもありません」

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真弓(プロフ) - 本日初めてお話を拝見させて頂いた者です!とても面白かったです!更新楽しみにしています! (2020年8月5日 15時) (レス) id: 9bc8ccf67a (このIDを非表示/違反報告)
りこぴん(プロフ) - 佐久草ではなく、佐久早だと思います。 (2020年6月30日 19時) (レス) id: f964e58a5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:チェスト | 作成日時:2020年5月17日 22時

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