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翌日。
起きると、メールが来ていた。
皐月、からだった。
皐月“7時30分体育館裏に集合!
遅れたら、お仕置きだからね…?”
お仕置きって、お前はサディストかよ。←
まあ、行ったるか。
時間になっても来ない私のことずっと待ってる一軍女子さんの姿想像すると笑えるけどね。←
夏服の上に、パーカーを羽織って昨日出来た痣を
隠した。
顔に貼ってある湿布は、未だ腫れが引かない痣を隠すには丁度いい大きさだった。
帰り、湿布とか買って帰らんとな。
あーそうだった。
遅れたら、お仕置きとやらが待ってると、サディストさん達が言っておったわ。←
急がねば。←急ぐ気ねぇだろ。
あ、一つ訂正っと。
私はマゾヒストじゃないから。←ココ大事。
早足で学校に向かった。
無駄な傷増やしたっていいことないでしょーが。
お仕置きって、響きからなんかヤダ。
気持ち悪いわ。←
10分ほど、歩けば、学校に着いた。
ああ、そう言えば…松川くんのジャージ、今日洗濯したから乾くの昼頃だし…今日は、返せないし。
朝風呂したせいで無駄にシャンプーの匂いがする。
何故だ。←
まあ、いっか。
7時25分頃とは言えど教室の中は人が少なかった。
やっべ。
……あと五分だ。
間に合う。と、思う。
流石に遅れるかも知れないと思い、走った。
体育館の外から、見えたのは中の様子。
中ではバレー部が練習してるよう
だった。
あ、…花巻だ。
一目で、分かった。
思わず見惚れてしまった。
その時、背後から声を掛けられた。
?「あーやっと来たぁ」
…げっ。
一軍女子がぞろぞろと。
「30分までには来てあげたけど?
感謝してよねぇ」←
皐月「まぁ、お仕置きは勘弁してあげるわぁ。
朝から痣、増やしたくないもんねぇ?」
「ですねー」
棒読みで答えた。
いや、ちょっと待って。
その手に持ってるムチ、なに。
おお。しまえ、しまえ。
んな物騒な物使うんじゃありません。←
速水「可哀想だからムチは使わないであげるけど」
当たり前やわ。
私、か弱いんだからそんなもん使うなや。
クソ野郎。←
「…で、朝から呼び出して何の用ですかァ?
寝たいんだけど」
狭山「決まってんじゃん。
痛めつけるんだよっ!!!」
私に向かって、拳が降ってくる。
もう、いいや。
抵抗するの、面倒だ。
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茉莉朱(プロフ) - 一気読みしました!もう感動してめっちゃ泣いてます笑笑本当にありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ (2020年3月10日 22時) (レス) id: 97829c5418 (このIDを非表示/違反報告)
かん。 - 思わず一気読みしました!!そして今、泣いてしまっています…笑 久しぶりに泣ける作品に出会えました!ありがとうございます(^ ^) (2019年10月20日 23時) (レス) id: c004faa138 (このIDを非表示/違反報告)
COCOLO(プロフ) - え、いや、うん。大好きです(真顔) 一気読みしちゃいました笑笑 更新頑張ってください! (2019年8月14日 3時) (レス) id: 7891f327e3 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆粉 - もう、ヤバイっすね。(←語彙力)この作品が好きです!!更新頑張ってくださいネ!!!応援しています (2019年7月31日 17時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
ruru(プロフ) - この作品めっちゃ好きです! いつも更新楽しみにしてます。頑張ってください! (2019年7月29日 17時) (レス) id: 3379e030f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チェスト | 作成日時:2019年7月22日 2時