07. ページ7
. you side
「っだぁぁぁ…疲れた…」
もう動きたくない…なんて溢し、私は会社の自分のデスクに突っ伏している。
?「なにしてんの、Aさん」
「おーその声は折原くんじゃないか。
今、私、無事生還したとこだから、死んでるの」
折原「いや、生きてんのか、死んでんのか
どっちや」
隣のデスクに座る折原くん。
あれから私は、早めにホテルを出て、バスに乗って戻ってきた。
服は昨日、着てたもので汚いけどさ。
いや、早めにホテル出たものの、どの道行けばいいのか分かんなくなったんだよっ!!!←方向音痴
予定では帰る余裕だってあったけど、道は道。
私は迷う。←
帰って着替える暇すらなかったわ。←
「昨日さ、…幼馴染に似た男の人に会ったんだ」
折原「へぇー名前、なんて言うんです?」
「浦田…渉」
折原「えっ!?」
「どーかした?」
折原「あ、いや…」
顔を上げると、少し驚いている様子の折原くん。
折原「さー仕事しよかね」
「おーい」
折原「Aさんもはよ仕事せんと、また残業になって帰れなくなりますよ」
そりゃいかん。
ここ最近、浮ついてたから仕事が終わらなくて残業増えたしなぁ。
「あ、そうだ。
昨日なんか用事でもあったの?」
折原「なんでてす?」
「だって、…電話の着信来てたからさ」
折原「…残業終わったかなって思って、掛けただけですよ。
さ、仕事仕事ー」
なんか話を逸らされた気がする。
折原「今日、もし仕事早く終わったら飲み
行きません?」
「おー行く行く。
今日はAさん頑張ります」
折原くんとは、気まずいとか、そういうのはない。
出来るだけ普通に接してほしいと言われた。
過去を捨てきれなかった分、私はそこら辺のケジメをつけるのが、私にとっても折原くんにとってもいいことだって思ってる。
探している幼馴染なんて、ただ繋ぎ止めたいだけ。
ずっと幼馴染としていたいだけ。
…もし、見つかったとしても、もし彼女が出来ていたら探した意味なんてない。
そもそも、渉の方は私のことなんて覚えていないかもしれない。
そんなの、悲し過ぎるから。
渉の前では、自分が優秀に見える様にした。
勉強なんて毎晩徹夜して頑張った。
徒競走だって、渉にバレない様に毎日走り込みして、足が速くなる様に、走っていた。
笑顔だって苦手だから鏡の前で練習したことだってあったんだよ。
ゲームだって新作買ったからって言って、実は前の晩に徹夜してクリアした。
データを消して、恰も初めてする様に渉に振る舞ったりした。
私は、凄い奴なんかじゃないんだよ。渉。
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引きこもり桜花 - チェストさん» あっ！当たってましたか、良かった〜 (2019年8月6日 21時) (
レス) id: 00eb86a474 (このIDを非表示/違反報告)
チェスト(プロフ) - 引きこもり桜花さん» そうですwチャンカパーナですw更新頑張ります! (2019年8月6日 20時) (レス) id: 579d6c2eb3 (このIDを非表示/違反報告)
引きこもり桜花 - 最初にうらさん視点で「夢主に会いたいな」って書いてあって、次に夢主ちゃん視点で「渉に会いたいな」って書かれてたじゃないですか！そこの表現が素敵で一番好きです！面白かったので更新頑張ってください！(テーマの曲ってチャンカパーナですか？) (2019年8月6日 19時) (レス) id: 00eb86a474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チェスト
| 作成日時：2019年8月5日 1時
