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坂田side

僕は教室に戻った。

既に一時限目は始まっていて…でも、自習だったから怒られる事はなかった。

まふの席を見るとAとまふが楽しそうに話しとる。

俺だけ少し離れた席やから"それ"を遠くから見る事しか出来ない。



坂田「もう、嫌やわ…((ボソッ」



また吐きそうになる。




でも我慢すればするほど____________





口の中は花弁でいっぱいになる。




僕は教室から出て





屋上に向かった。




「…………」

まふ「…頑張れ、」

「え、……と、う、うん」









きっと僕の恋、もう儚く散ってもうたんやな。


屋上で呟く。



坂田「さよなら、」




??「なーにがっ!!」


不意に後ろからデカイ声で話し掛けられる。


坂田「うおっ!?」


話し掛けてきたのは間違いなくAだった。


坂田「な、なんや……Aやんけ……
ビックリさせんといてよ…」




「ふふっ…ごめんごめん♪




ね、さか……坂田、そ、……れ」



Aが視線を向けていたのは驚いた時に吐いてしまった花弁。

Aは花弁に触れようとする。



坂田「…ぁ、触んな!!」


「((ビクッ」

声を荒げてしまった…なんて思い顔を上げると少し怯えているAの顔があった。


そんな顔見たかったんちゃう……


感染なんかさせたないんや…






坂田「あ、……そんなつもりじゃ…っ………




ごめん、A。






もう僕に近寄らんといて。」


ごめん、ごめんな……





「そ、……か…ごめんね、ごめん、"坂田くん"」


坂田「!!」


「ごめんね、」




そう言ってAは目に涙を溜めて屋上を去って行ってしまった。









「______ごめん、坂田。」







そんな顔させたかったんじゃない……




ただ…



僕は____________









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チェスト(プロフ) - 雨季さん» それはそらるさんのお話になってからのお楽しみです笑笑 (2018年12月20日 20時) (レス) id: 579d6c2eb3 (このIDを非表示/違反報告)
雨季 - わぁ!凄かったです!謎の涙が出てきました()あの…1つ聞きたいんですけど、そらるさんとうらたんって誰に恋してたんでしょうか……もしかして(名前)ちゃん!? (2018年12月20日 20時) (レス) id: 1b1fd9e1b8 (このIDを非表示/違反報告)
チェスト(プロフ) - 杏玲さん» はいっ!! (2018年9月23日 10時) (レス) id: 579d6c2eb3 (このIDを非表示/違反報告)
杏玲(プロフ) - チェストさん» *゚Д゚)*゚д゚)(*゚Д゚)オォォ...楽しみにしてます! (2018年9月23日 10時) (レス) id: f16d2085bf (このIDを非表示/違反報告)
チェスト(プロフ) - 杏玲さん» おぉ!?それはそらるさんのお話になってからのお楽しみって事で!!ライラックがアフラックw確かに似てるw (2018年9月23日 10時) (レス) id: 579d6c2eb3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:チェスト | 作成日時:2018年9月14日 18時

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