【HUNTER×HUNTER】鬼殺隊柱の冒険譚。【鬼滅の刃】

第25話 ページ26

キ「お前それ変じゃん！」

ゴ「そお？」

『否定するつもりはないが…可笑しな話ではあるな！どこかで誰かにそのお父様の話を聞いたのか！？』



あはは、とキルアが面白そうに笑っている。それに比べ水華は割と本気で混乱している。彼は実際に見て自分が認めたものだけを評価する人間だから、見たこともないものを目標にするなどあり得なかったのだ。



ゴ「うん！

オレ、生まれてすぐおばさんの家で育てられたから親父は写真でしか知らないんだ。

でも、何年か前カイトっていう人と出会って、親父のこと色々教えてもらえた。」



そこで水華は「ん？」と言葉を漏らす。《カイト》という名前を聞いた事があるのだ。



どこだったか、どこで聞いたのか…そうしてうんうん頭を捻っているとゴンがカイトに教えてもらったことを話し出した。



ゴ「《ルルカ文明遺跡の発見、二首オオカミ繁殖法の確立、コンゴ金脈の発掘、クート盗賊団の壊滅。ジンさんのハントは幅広くて制限がない。

ジンさんは面倒くさがって申請してないが、実は三ツ星ハンターと比較してもなんら遜色がない》」



その話を聞いて、水華は「ああ！」と両手を合わせた。



カイトというのは、確かジンの弟子だったやつの名前のはずだ。白く長い髪が特徴的で、1度だけ手合わせをしたことがある。勿論水華が勝った。



なるほどなるほど。と一人で納得した。そこで初めて、ゴンの話の中で《ジン》という名前が出てきたことに気づく。



『…………………ジン！？！？』

ゴ「えっ！？」

キ「うわ！…なんだよ、びびらすなよ！」



目を見開いてゴンをまじまじと見てみるが、確かにジンを思い起こさせる様な顔立ちである。

ジンの子供、と言われれば納得する。






『お前……ジンの息子だったのか……』

ゴ「？うん、そうだよ。」

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