それはきっと ページ41
「それで、今井さんに電話番号教えてもらったので、私の家の電話番号もお伝えしようと思って」
今井さんが私のために時間を作ってくれてたなんて、これって本当に幸せではないだろうか？
誰が何と言おうと幸せだと私は思う。
嬉しさを噛みしめながら言葉を続けた。
「メモとか、とられます？」
「アッハイ！ ちょっとお待ちください！！」
ガタッと受話器を置く音がして足音が響いていった。
うふふ、今井さんに電話しちゃった……！
電話越しなのをいい事に顔がニヤニヤしてしまう。
もう私、いてもたってもいられなくなって「家の電話番号を教える」という上手い口実を手に入れ、電話してしまった。
最初にお母さんにバラされたくなかったら場所(？)を教えろって言われた時はびっくりしたけど、あれで良かったのだろうか？
しばらくして足音が再び近づいてきた。
「お、お待たせしました！！ 電話番号お願いします！」
「はい。市外局番が……」
こうしてただの会話をしているだけでもこんなに幸せなんだ。
心が満たされるというか……、すっごいドキドキしてるのに満たされるって不思議だね。
「何かあったら連絡ください」
何もなくても連絡ほしいけど。
……なんてね。
「ハイ……」
「……」
どうしよう、せっかく電話したのに話す事ないよ……！
気まずい間が流れる。
「……Aさん、もし何か困った事があったら、すぐに近くの紅高のヤツに言ってください」
「はい？」
「俺、これでも紅高の番長やってるんです。Aさんに何かあったって聞いたらすぐに飛んでいきますから」
「えっ、ありがとうございます……」
やっぱり今井さんは紅高の番長だったのね。
本人から聞くまでは半信半疑だったけど、やっと確信が持てた。
でも、どうして……？
私なんかのためにこんな、プ、プロポーズみたいな言葉を……。
私勘違いしちゃうよ、今井さん……。
「Aさんのためだったら、何でもやります！」
とくん、と心が動いた。
だめ、もう何も考えられない。
ここにはいないけど、今井さんの瞳を見つめた。
「……どうしてですか？」
「エ？」
「どうして、私なんかにこんなに優しくしてくれるんですか？」
目の前にたじろぐ今井さんが見えた。
瞬間、しまったと思った。
なんて事を私は言ってしまったんだ！！
アホか！！
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猫田七樹(プロフ) - のてさん» すみません、まだ作っていないのです(；▽；) でもこれから作ります！ 更新ペース遅くなるかもですが楽しみにしててください！！ (2020年9月8日 1時) (
レス) id: ab2594ca6b (このIDを非表示/違反報告)
のて - 続編ってどこにありますか？？ (2020年9月7日 23時) (レス) id: 33a7fd7eb5 (このIDを非表示/違反報告)
猫田七樹(プロフ) - クソすぎる駄作者さん» ぺーヽ(ﾟ∀｡)ﾉ (2019年1月25日 17時) (レス) id: 13e53b62aa (このIDを非表示/違反報告)
クソすぎる駄作者(プロフ) - 猫田七樹さん» ううううううん！！それで大丈夫だ！いや待てよ…？なんなら1000回押そうか… (2019年1月25日 0時) (レス) id: 2effaca00b (このIDを非表示/違反報告)
猫田七樹(プロフ) - クソすぎる駄作者さん» もももももちつけ！！ 君の気持ちは痛いほど分かった！ よし、それなら同じ内容の小説を100回投稿する。それでいいな？ なっ？ (2019年1月24日 12時) (レス) id: 778e43cdb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田七樹 | 作成日時：2018年11月1日 2時
