プレゼント ページ32
それは2限目が終わった時の事だった。
いつも通りテキトーに授業を聞いて、今日の残りの授業に嫌気がさしていた時。
今井さんに関しては、せっかくカノジョへの気持ちにまっすぐ向き合えたっていうのに、あれ以来会えていないようだった。
ナンカ色々と不安材料をとっぱらってしまわないと自信が出ないみたいで、ココ最近ヘンな占いの本ばかりを集めているんだって。
そして、今日もまた。
いざ今井さんの席へ向かってみるとたくさんの相性占いの本が散らばっており、ひとつ見開いた本の内容には誕生日の相性占いが載っていた。
「今井さーん、またこんなの買ってきたんですかあ？」
そのページには相手との恋愛成功率を占う計算式が。
へー、計算式なんてあるんだ。
ちょっと面白いな……。
その計算式の下にデカデカと今井さんのメモであろう数字の羅列が書かれていた。
なるほど、誕生日を公式に当てはめたら、その答えが成功率なんだな。
それでそれで、この式の答えは……。
……うわ、なんだコレ。
その式の答えは60だった。
まぁ単純に考えて60%なんだけど、6と0の間にいかにもムリヤリ入れ込まれた0で600%になっている。
「今井さん……、何やってるんですか？」
さっきから後ろを向いてセッセと何かをしているようだ。
声を掛けても反応ないし……。
その大きな背中からひょこりと顔を出してみると、今井さんの手には何本かのたんぽぽが握られていた。
何をするつもりなのだろうか。
でもなぜたんぽぽなのかは検討がつく。
あれは確か、あの事件の前日だっただろうか……。
その日も天気はあまり良くなく、Aさんがいつもの水色の長靴を履いていた。
なんだってなー、こう天気が悪いんだろーナァ。
「Aさんは好きなものは何ですか？」
そして今井さんは今井さんでいつも通り、唐突だった。
カノジョのコト知りたいのは分かるけど、そんな直球じゃあナンパヤローと同じになっちまいますよ……。
「えっ、えーと……好きな物かぁ、なんだろ」
あーあ、Aさんも急に言われて困ってる。
二人の姿を後ろから眺めていると、この繋がりがふとした事であっけないものになってしまいそうで不安になる。
「そうですね……。あ、こんな所にたんぽぽがありますよ！」
Aさんは道影を指さした。
確かにそこには季節外れのたんぽぽが咲いていた。
「へー、コレはめずらしーですネ。冬なのにこんな所に咲くとは」
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猫田七樹(プロフ) - のてさん» すみません、まだ作っていないのです(；▽；) でもこれから作ります！ 更新ペース遅くなるかもですが楽しみにしててください！！ (2020年9月8日 1時) (
レス) id: ab2594ca6b (このIDを非表示/違反報告)
のて - 続編ってどこにありますか？？ (2020年9月7日 23時) (レス) id: 33a7fd7eb5 (このIDを非表示/違反報告)
猫田七樹(プロフ) - クソすぎる駄作者さん» ぺーヽ(ﾟ∀｡)ﾉ (2019年1月25日 17時) (レス) id: 13e53b62aa (このIDを非表示/違反報告)
クソすぎる駄作者(プロフ) - 猫田七樹さん» ううううううん！！それで大丈夫だ！いや待てよ…？なんなら1000回押そうか… (2019年1月25日 0時) (レス) id: 2effaca00b (このIDを非表示/違反報告)
猫田七樹(プロフ) - クソすぎる駄作者さん» もももももちつけ！！ 君の気持ちは痛いほど分かった！ よし、それなら同じ内容の小説を100回投稿する。それでいいな？ なっ？ (2019年1月24日 12時) (レス) id: 778e43cdb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田七樹 | 作成日時：2018年11月1日 2時
