羽が生えた日 ページ24
「くすくす。今井さん、傘ってもう……。おかしいなぁ」
そんなポエムみたいな言葉、まともに考えたらおかしくて仕方がなかった。
本当に、今井さんと一緒にいると楽しくて仕方ない。
学校も一緒だったら良かったのにな。
「今日は何の教科にします？」
「そ、ソウデスネ……今日は、サ店に行きませんか？」
「サ店……？ 喫茶店の事ですか？ いいですけど……」
今井さん、いつになく上がっちゃってるな……。
それはそうと、今日は勉強しないのかな？
ま、いっか。
他愛もない話をしながら歩いていると、突然今井さんが立ち止まった。
「どうしたんですか、今井さん？」
「Aさん、すまねぇが今日はもうサヨナラだ」
「えっ！？ でも、喫茶店は……？」
「また今度誘います。気をつけて帰ってくださいネ」
どうしても納得がいかなかったけど、また誘ってくれるならと潔く引き下がった。
「それじゃあ、また明日……」
ぺこ、と挨拶をすると今井さんはニコニコして見送ってくれた。
あーあ……初めての喫茶店だったのに。
明日は土曜日だし、しばらく今井さんとは会えないな……。
なんだかちょっと寂しい……。
でもあんな突然に、どうしたんだろう？
具合でも悪かったのかな？
「オラァ！！ どけや！？ 殺すぞォ！？」
何やら前方から不良達が押し寄せてきている。
すぐに端の方に避けると灰色の制服の男達がものすごい勢いで通り抜けて行った。
ほっと一息をついて帰路につく。
「待てや」
肩を掴まれビクッと硬直する。
なに、私……？
ゆっくりと振り向くと、鬼のような形相の男が私を睨んでいた。
「コイツだ。連れてくぞ！！」
「えっ！？ や、やめてください……！」
強引に手首を掴まれ、連れていかれそうになる。
抵抗はするもののこんな大勢に囲まれては暴れることもできない。
「ねーちゃんよォ、大人しく着いてこいヨ？ 大声出すと俺達の拳と膝がめり込むようになってっからよォ！！」
考えただけでゾッとする。
こんな輩に一突き二突きされるものなら私の意識は簡単に途切れるだろう。
助けを呼びたいがそんな隙もさらさら無い。
どうしよう……なんで捕まっちゃったのかな。
「すみません……私が、何かしたんでしょうか……」
できるだけ刺激しないようにおずおずと手を掴んだ人に聞いてみる。
「さあナ、着いたら分かるゼ？」
その人はニヤッと顔を歪めた。
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猫田七樹(プロフ) - のてさん» すみません、まだ作っていないのです(；▽；) でもこれから作ります！ 更新ペース遅くなるかもですが楽しみにしててください！！ (2020年9月8日 1時) (
レス) id: ab2594ca6b (このIDを非表示/違反報告)
のて - 続編ってどこにありますか？？ (2020年9月7日 23時) (レス) id: 33a7fd7eb5 (このIDを非表示/違反報告)
猫田七樹(プロフ) - クソすぎる駄作者さん» ぺーヽ(ﾟ∀｡)ﾉ (2019年1月25日 17時) (レス) id: 13e53b62aa (このIDを非表示/違反報告)
クソすぎる駄作者(プロフ) - 猫田七樹さん» ううううううん！！それで大丈夫だ！いや待てよ…？なんなら1000回押そうか… (2019年1月25日 0時) (レス) id: 2effaca00b (このIDを非表示/違反報告)
猫田七樹(プロフ) - クソすぎる駄作者さん» もももももちつけ！！ 君の気持ちは痛いほど分かった！ よし、それなら同じ内容の小説を100回投稿する。それでいいな？ なっ？ (2019年1月24日 12時) (レス) id: 778e43cdb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田七樹 | 作成日時：2018年11月1日 2時
