今井一家 ページ20
結局お父さんは、今日の夜から九州へ出張に行くからって、迎えに来れないんだって。
泊まらせていただく事になったんだけど、今井さんのご家族はとっても賑やかだった。
それに谷川さんも一緒だったから、みんなで合計八人！
私がカゼ引いてるからっていつもより静かだ、なんて今井さんは言っていたけど、それでも私にとっては充分大騒ぎだった。
お母さんは娘が出来たみたいと喜んでくれたし、お父さんはいつもよりお酒が進むって言ってくれた。
本当に楽しくて、久しぶりにお腹から笑えたような気がする。
「勝俊ー！！ オメー女が出来たからってウカレてんじゃねーぞ！！ これからだ、これからどうケッコンに繋げていくかが重要ナンダ。現に俺と母さんはーー」
「バッカ、親父！？ Aさんと俺ァ付き合ってねーから！！ 気がはえーんだよ、バカヤロー」
「ナニィ！？ 親に向かってバカヤローとはなんだ、バカヤローとは！？ やるか、オゥ！？」
「ジョートーだゴラァ！！」
急にお父さんと今井さんが取っ組み合いを始めてしまった。
それを弟くん達と谷川さんが止めに入る。
くすくすと笑いながら眺めていると、お母さんが隣に来て私の肩を引き寄せた。
「あー、やっぱり女の子はいいねー！ ホラ、もう何十年とあの男共を相手してると、こっちも華が無くなっちゃうっていうの？ どうしてもムサ苦しくなっちゃうのよ！」
「そんな事ないですよ。毎日ごはんの支度して、掃除にお洗濯。私より女性らしいと思います。憧れます」
あらお上手ね、と肩を小突かれた。
「私も、お母さんがいないから……こうしてお母さんの肌に触れる事が新鮮です」
「あら、そうなの？ じゃあ今日一緒にお風呂入っちゃう！？」
「え！？ お風呂ですか！？」
いきなりお風呂は……。
「あー、でも熱があるんだったわよね。お風呂は入れないわね」
「そ、そうですね。あ、それでお願いなんですが……」
た、助かった……。
危うく醜態を晒すところだった。
「……ええ、それぐらい全然構わないわよ。さ、今のうちにパジャマに着替えちゃいましょ！」
「あっ、はい！」
私はお母さんに連れられて、居間を出た。
パジャマ選びは着せ替え人形よろしく、お母さんの若い頃に着ていたフリフリのネグリジェや、ちょっと妖しげなタイトなワンピースなどを次々に着せられた。
「あっ、これなんかいーんじゃない！？」
「えっ！？ そ、それですか……？」
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猫田七樹(プロフ) - のてさん» すみません、まだ作っていないのです(；▽；) でもこれから作ります！ 更新ペース遅くなるかもですが楽しみにしててください！！ (2020年9月8日 1時) (
レス) id: ab2594ca6b (このIDを非表示/違反報告)
のて - 続編ってどこにありますか？？ (2020年9月7日 23時) (レス) id: 33a7fd7eb5 (このIDを非表示/違反報告)
猫田七樹(プロフ) - クソすぎる駄作者さん» ぺーヽ(ﾟ∀｡)ﾉ (2019年1月25日 17時) (レス) id: 13e53b62aa (このIDを非表示/違反報告)
クソすぎる駄作者(プロフ) - 猫田七樹さん» ううううううん！！それで大丈夫だ！いや待てよ…？なんなら1000回押そうか… (2019年1月25日 0時) (レス) id: 2effaca00b (このIDを非表示/違反報告)
猫田七樹(プロフ) - クソすぎる駄作者さん» もももももちつけ！！ 君の気持ちは痛いほど分かった！ よし、それなら同じ内容の小説を100回投稿する。それでいいな？ なっ？ (2019年1月24日 12時) (レス) id: 778e43cdb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田七樹 | 作成日時：2018年11月1日 2時
