雨の日に ページ16
今井さん……！！
よかったっスね……。
今井さんのブレザーを置いて帰るなんてナンテ畜生女かと思ったケド、俺が見に行った時に無くなってたのはそーゆーコトだったんだな！
今井さんはニブイからブレザー置いて帰られたコトなんて気づいていないようだケド、結果オーライってコトで。
(今井さん。ちゃんとお礼言いました？)
(あ、そうだった！)
「Aさん、まさかボクのコトをこんなにダイジに想ってくれるなんて……」
……いや、それは違うと思う。
「コイツは昨日、アナタを雨から庇いましたが、これからはボクがアナタを数多の困難から庇います！」
えええええっ、いきなりコクハク！？
今井さん、そりゃないっスよ……。
「ふふ、今井さんは本当に面白いですね」
あれ、でもAさんは顔赤くしてラ……。
ホント女心って分かんないなー。
「アレ？ Aさん、顔赤くしちゃって……熱でもあるのかナ？？」
そう言って今井さんは鼻の下を伸ばした顔を近づける。
いや、ジョーダンでもまだ早いって！
「今井さん、それはさすがに……」
その瞬間、Aさんの身体が前のめりに倒れた。
今井さんは三橋や中野に比べたらスピードは遅い方だけど、その時ばかりは光の速度で反応して、しっかりとカノジョを抱きとめた。
「エッ、どーしちゃったんですか！？ Aさん！？」
「あっ、すみません。ちょっとつまづいただけですから。もう帰りますね、さようなら」
そう言って今井さんの腕から離れると、フラフラしながら踵を返した。
ありゃジョーダン抜きでやばいんじゃ……。
「待ちな」
今井さんがカノジョの腕を掴んだ。
よろめきながら歩みを止める。
「なんですか？」
よく見るとマジでヤバそうだ。
瞳は潤んでるし、呼吸は浅い。
おまけに身体が熱っぽいときた。
「ウチがすぐ近くだからよ、ちょっと茶ァでも飲んでけや」
「……え？ でも」
「さ、行くぞ」
今井さんは半ば強引にAさんの腕を引いて歩き出した。
さすが今井さん！！
「今井さん、荷物持っときましょうか？」
「バカヤロー、俺ァいい。Aさんのを持ってやれ」
「あっ、ハイ！！」
カァ〜、やっぱ違ぇーなぁ、今井さんは！
「Aさん、カバン持つよ」
手を差し出すが、反応がない。
アレ？ と思ってAさんを見ると、今井さんの方ばかりを見て俺の声は聞こえなかったみたいだ。
しょうがないから無理にカバンを手から離した。
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猫田七樹(プロフ) - のてさん» すみません、まだ作っていないのです(；▽；) でもこれから作ります！ 更新ペース遅くなるかもですが楽しみにしててください！！ (2020年9月8日 1時) (
レス) id: ab2594ca6b (このIDを非表示/違反報告)
のて - 続編ってどこにありますか？？ (2020年9月7日 23時) (レス) id: 33a7fd7eb5 (このIDを非表示/違反報告)
猫田七樹(プロフ) - クソすぎる駄作者さん» ぺーヽ(ﾟ∀｡)ﾉ (2019年1月25日 17時) (レス) id: 13e53b62aa (このIDを非表示/違反報告)
クソすぎる駄作者(プロフ) - 猫田七樹さん» ううううううん！！それで大丈夫だ！いや待てよ…？なんなら1000回押そうか… (2019年1月25日 0時) (レス) id: 2effaca00b (このIDを非表示/違反報告)
猫田七樹(プロフ) - クソすぎる駄作者さん» もももももちつけ！！ 君の気持ちは痛いほど分かった！ よし、それなら同じ内容の小説を100回投稿する。それでいいな？ なっ？ (2019年1月24日 12時) (レス) id: 778e43cdb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田七樹 | 作成日時：2018年11月1日 2時
