信じるべきものは？ ページ11
朝からというもの私は慣れない人気者ぶりに戸惑っていた。
昨日の校門での一部始終が、一晩でクラス中に知れ渡っていたのだ。
「だ、大丈夫だよ。脅されたりなんかしてないって」
「えー、ホントにー？ だって校門ではあのヒトが大声出すたびに怖がってたじゃん！」
「そーそー、アタシらも助けてあげたかったんだケド、何しろあの今井さんじゃん？」
ねー、と周りがざわつく。
「えっ、みんな今井さんのこと知ってるの？」
そう口を出すと皆から一斉に非難の声を浴びた。
えっ、えっ？
そんなに有名人だったのかな！？
今井さんが言ってた銀行強盗を退治した話とか、何人もの不良を更生させてきたとかいう話は嘘ではないのかもしれない。
「紅高の今井って、ウチの三橋さんとタイマン張るぐらいヤバいヤツよ」
「ウワサじゃ、ヤクザに手あげて目つけられてたり、目につく敵みーんな殴ったりしてんだって！」
「そっ、そうなの！？」
た、確かにそれはやばい、相当。
そんな人だったのか……。
そんな嘘までついて私なんかと話したかったのだろうか。
「あの三橋さんでさえ絡みたくないって言うぐらいだから。やめといた方がいいよ、仲良くなるとAちゃんが目つけられちゃう」
そ、それも確かにそうね。
昨日はとてもいい人そうだったけど、所詮は不良。
できるだけ関わらない方が私の身のためかもね。
「大丈夫だよ、私も怖い思いするのいやだもん。昨日は助けてくれたお礼をしただけ！ それで終了だから」
そうそう、昨日のは助けてくれたお礼をしただけなんだから。
何考えてたんだろ、私。
さ、一時間目の教科書とノート準備しなくっちゃ。
「今井さん、昨日は大丈夫でしたか？」
「昨日？ 昨日何かあったのか？」
イスにドカッと座るとサッソク谷川が聞いてきた。
いつもは谷川と2人で登校するんだが、今日は少し起きるのがおそ――いや、コーヒーを淹れていたら時間を忘れるぐらい香りを楽しんでいたのサ。
ああ、モチロンブラックで。
しかし、昨日か……。
俺ァ昨日は学校フケて一日中眠りコケてたハズなんだがな。
奇跡的に母ーちゃんにはバレなかったみてーだが。
「何言ってんスか！ 記憶までイッちまったんですか？」
「記憶マデとはなんだ！？ マデ！？ 俺の他に何がイッちまってるってんだ？ 言ってみろ谷川ァァア！！」
「す、す、すいません！！ 落ち着いてください今井さーん！！」
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猫田七樹(プロフ) - のてさん» すみません、まだ作っていないのです(；▽；) でもこれから作ります！ 更新ペース遅くなるかもですが楽しみにしててください！！ (2020年9月8日 1時) (
レス) id: ab2594ca6b (このIDを非表示/違反報告)
のて - 続編ってどこにありますか？？ (2020年9月7日 23時) (レス) id: 33a7fd7eb5 (このIDを非表示/違反報告)
猫田七樹(プロフ) - クソすぎる駄作者さん» ぺーヽ(ﾟ∀｡)ﾉ (2019年1月25日 17時) (レス) id: 13e53b62aa (このIDを非表示/違反報告)
クソすぎる駄作者(プロフ) - 猫田七樹さん» ううううううん！！それで大丈夫だ！いや待てよ…？なんなら1000回押そうか… (2019年1月25日 0時) (レス) id: 2effaca00b (このIDを非表示/違反報告)
猫田七樹(プロフ) - クソすぎる駄作者さん» もももももちつけ！！ 君の気持ちは痛いほど分かった！ よし、それなら同じ内容の小説を100回投稿する。それでいいな？ なっ？ (2019年1月24日 12時) (レス) id: 778e43cdb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田七樹 | 作成日時：2018年11月1日 2時
