感染3日目 甘くて優しくて ページ46
いてもたってもいられなくなり、とりあえず身を隠そうと辺りを見渡すと教壇が目に入った。
良き隠れ場所を見つけた私はすぐに移動しようと立ち上がった……が、動き出そうとするや否や腕を掴まれレオンさんの胸の中に引き込まれた。
限界まできていた顔の温度は既に臨界点を突破し、心臓は大きな打ち上げ花火のように高鳴っていた。
も……これ以上すると、意識が……。
レオンの隆起した胸の筋肉を頬に感じながら、分泌されているフェロモンにくらくらしてしまった。
「You are……very cute」
そう呟かれた一言に今まで爆音をひけらかしていた心臓が、突然甘く柔らかいものに包まれた。
相変わらず大きく高鳴ってはいるが、取り乱すどころかそれを心地よく感じる。
「レオン。私、勘違いしちゃいますよ……」
せめて今だけでも、勘違いしちゃっていいですか？
「Leon,I do misunderstanding？ she says」
「misunderstanding……？」
翻訳をしてくれたであろう大介くんの言葉に反応して、私の頭を優しく撫でるレオン。
しばらくそれに浸っていると、不意に大きな指が顎を捉えた。
その意味を理解する間もなくクッと顎を持ち上げられた。
まままま待って……っ！！
このシチュエーションってまさか！？
熱に揺らめいているようなレオンの瞳を真っ直ぐに見つめていると、彼はどんどん近づいてきて思わず少し身を仰け反らせてしまった。
それでも構わず、今度は逃げられないように頭をかき抱かれ、再び迫られた。
もうだめっ……！！
そう思って目を食いしばった時、ちゅっと軽いリップ音がして鼻にふにっと唇が当たった。
そっと目を開けた時にはもうレオンの温度は離れていて、頭をくしゃくしゃとかき乱されていた。
な、な、何したのっ！？
まだ唇の感触が残っている鼻の先を両手ですっぽりと覆う。
鼻にキス……されたの？
「あの、えと……どうしよ」
何か言わなきゃと思ったんだけど、頭が追いついていかない。
大介くんからは良かったな、と肩をぽんと叩かれた。
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cherrymay(プロフ) - 続編、楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2016年10月30日 13時) (
レス) id: 3524541590 (このIDを非表示/違反報告)
Tey - 4大好きです！こんなにも内容が深く面白いストーリーが読めるのは幸せです！ (2016年10月27日 13時) (レス) id: 73fe050e5b (このIDを非表示/違反報告)
華恋 - 面白いですねw (2016年10月23日 11時) (レス) id: 97cefa2b38 (このIDを非表示/違反報告)
紫恩 - プチ英会話教室、、、、面白そう！！！← (2016年10月23日 11時) (レス) id: aaa53fac67 (このIDを非表示/違反報告)
神染紫凪 - 皆様、少し間を空けてしまいすみません(＞＜) そろそろラストスパートです！ 皆様も一緒に燃え尽きましょう！！ ちなみに英語がちゃんと英語になってないのは悪しからず…。 雰囲気で感じてください( ´∵｀) (2016年10月22日 22時) (レス) id: f63f5c3883 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田七樹 | 作成日時：2015年2月3日 8時
