感染3日目 からの英語 ページ35
ちらっとレオンさんを見ると、まだ通信をとってるみたいだった。
ん、ちょっと抜けてもいいかな……。
実は起きた時からずっと我慢してたんだけど、そろそろやばい域まで達しているものがある。
下腹部をじわじわと刺激され、無意識に内股になってしまう。
うう……、やっぱり行こう！
「ね、ねえ、大介くん……？」
私が引きつり笑顔で話しかけると、不審に思ったのか神妙な面持ちになった。
なんだか言いづらいなぁ……。
「……トイレってどこ？」
「はっ、ああっ！？ なんじゃ、そんな事か」
「そ、そんな事じゃないし！ 大事な事だし！」
もう、人のプライドを尊重してほしいもんだ！
「ここの階にはないぜよ。2階に降りて左の突き当たりじゃ」
「そ、そう。ありがと……」
「1人で行くのは危ないぞ。確か校舎の中にも奴ら……いたからのう」
「でも一緒に来てもらうにはいかないし……。これがあるから大丈夫！」
腰に提げた銃をぽす、と触って自分自身にも安心感を与える。
大介くんは何かあったら叫べよ、と念を押した。
よかった、これでやっとすっきりできる！
教室の扉の鍵を開けようとした時、大きな手がそれを遮った。
レ、レオンさん……！
電話先の相手と話しながら私の事をじっと見据える。
あとちょっとなのに……！
懇願するように涙目で訴えかけると、レオンさんは話の腰を折った、んだと思う。
送話器の部分を口元から少し離した。
「Where are you going……？」
顔を歪めて聞くレオンさんは、歪んでいてもやはり綺麗な顔立ちで、思わずときめいてしまった。
が、やはり生理現象には勝てるはずもなく、私の方も歪みまくった顔になってしまった。
「あのっ、えと……！ アイルビーバック！！」
映画でよく聞くセリフを使ってみたが、これで伝わってるだろうか……。
なんだか死亡フラグを建設したような気もするが。
すると、後ろからくくくっと小馬鹿にした感じの笑い声が聞こえた。
「Don't pursue」
「えっ！？」
「What？」
正直、焦った。
いや、中2の年下の彼が英語を喋れて高一の私が喋れないのも理由の一つにあるが、問題はそこではない。
英語を話せる彼がレオンさんに私がトイレに行きたいっていうのをバラしてないかが重要なのだ！
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cherrymay(プロフ) - 続編、楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2016年10月30日 13時) (
レス) id: 3524541590 (このIDを非表示/違反報告)
Tey - 4大好きです！こんなにも内容が深く面白いストーリーが読めるのは幸せです！ (2016年10月27日 13時) (レス) id: 73fe050e5b (このIDを非表示/違反報告)
華恋 - 面白いですねw (2016年10月23日 11時) (レス) id: 97cefa2b38 (このIDを非表示/違反報告)
紫恩 - プチ英会話教室、、、、面白そう！！！← (2016年10月23日 11時) (レス) id: aaa53fac67 (このIDを非表示/違反報告)
神染紫凪 - 皆様、少し間を空けてしまいすみません(＞＜) そろそろラストスパートです！ 皆様も一緒に燃え尽きましょう！！ ちなみに英語がちゃんと英語になってないのは悪しからず…。 雰囲気で感じてください( ´∵｀) (2016年10月22日 22時) (レス) id: f63f5c3883 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫田七樹 | 作成日時：2015年2月3日 8時
