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ジュリ今度、ご飯行きませんか?
Aんー行きたいのは勿論なんだけど…
Aしばらく忙しいのよね。
ジュリ年度末だからですか?
Aまあ、そんな所。
ジュリじゃあ、俺作りますよ。
Aえ。私の家で?
ジュリはい。嫌じゃなかったら。
……という訳で、今日は家に樹くんがくる。
いつものスタバ前で待ち合わせて、
樹くんのバイクでスーパーによって行くらしい。
家に誰か…まして男性を呼ぶなんて初めてで
とてつもなく緊張している。
『樹くん…!』
名前を呼ぶと、顔を勢いよく上げる樹くん。
こっちに向かって走ってくる。
何だか犬みたいで、つい笑ってしまう。
「お疲れ様です!……Aさん!」
彼の背中で、見えないしっぽが揺れている。
『ふふっ……ありがと。』
「なんか面白かったですか??」
『ううん、なんか樹くんが可愛くて…つい。』
「なんすかそれ。俺男なんですけど……」
そう言って少し拗ねた顔をした。
『ごめんって。かっこいいよ、樹くんは。』
逸らした顔が、少しづつ赤くなっていく。
『…もしかして、照れてる?』
「照れてねぇ!!!……あ、すみません。」
『…敬語、やめようか。別に気にしないから。』
一応付き合っているのだから、
おかしい気もする。
「……いいの?」
『もちろん。』
「わかった。敬語、やめるわ。」
『よし。』
「んじゃ、早くスーパー行こうぜ。俺腹減ったし。」
『そーね。わたしもお腹空いちゃった。』
『樹のご飯、楽しみにしてるからね。』
「……!おう!まかせとけよ!」
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作者名:藍知 | 作者ホームページ:https://twitter.com/9K___ST___Hi___?s=09
作成日時:2021年1月3日 2時