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蓮「あ、深澤先輩。俺負けないっすから」
辰哉「ま、優勝させねーから。」
蓮「優勝できるようにがんばりますね？」
辰哉「おもしれーな」
目の前で何が起こっているか分からない私とラウールくん。
なんなの？2人とも知り合いだったの？
バチバチと視線が交わっていて、
喧嘩が始まるんじゃないかとドキドキした。
蓮「じゃ、Aちゃん頑張ってきますね！」
ラウ「A先輩ばいばい！」
「ばいばーい…」
そう言って2人はこの場を去った。
……めちゃくちゃ気まずいじゃんここ。
私も早く行こ。っと思って足を進めたら、
「うぉ、」
手を引っ張られ、歩くことを阻止された。
辰哉「なあ、」
「何？」
辰哉「俺のチームが優勝したら、俺も言いたいことあるから。」
「…今更なんだよ」
辰哉「いいから。俺優勝するから、俺だけ見とけって。」
そう言うだけ言って、
この場を駆け足で去った深澤。
なに。ほんと。自分勝手すぎる。
「もう何がしたいのあいつ。」
そう言いながら歩いて体育館まで帰ると、
試合は始まっていて、
激しい戦いが広まっていた。
今年もキャーキャーと騒ぐ女子たち。
目黒くんとラウールくんも増えてより倍増した気がする。
・「Aちゃん！始まってるよ男子決勝！」
「あ、ああ。」
・「聞いた？目黒くんこれ優勝したら言いたいことがある人いるらしいよ。」
・「深澤くんも！」
「…へぇ、」
誰なんだろうね〜って話す友達。
その相手が私だなんて言えない。
ゲームが開始されて結構経つけど、
お互い引けを取らずに頑張っている。
得点もお互い入れられてなくて、
ゼロゼロ。
キャーーーーー！！！
すごい大きな歓声が響いて
前を見ると、ゴールにぶら下がっている目黒くん。
「ダンク決めちゃった」
目黒くんのチームに点数が入って、
少し焦りが見えた深澤のチーム。
何度も翔太くんや深澤やさっくんがシュートを決めようとするけど、
背の高いラウールくんや目黒くんにカットされる。
…頑張って勝って。深澤
すると、残り10秒の所まで来ていて、
０対２のまま。
辰哉「くっそ！！」
と深澤の声が響いた。
そしてそのまま、深澤がボールを投げる。
「入って！」
そう言うと前みたいにこちらを向いた深澤。
でも前みたいな感じじゃなくて、
余裕な顔でニヤリと笑っていた。
これを決めたら勝つ…
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B.(プロフ) - sakuさん» 感想ありがとうございます！大介くんが、言っていた恋してるって自覚した女の子が1番可愛いって言ってたインタビューを思い出して書かせてもらいました！ほんとにそうですね！関わりがあんまりなくても楽しいと思います！ありがとうございました！ (2021年11月2日 1時) (
レス) id: 5317e60bd5 (このIDを非表示/違反報告)
saku - この作品は何度も何度も読み返してしまうほどおもしろくて大好きなお話です！翔太と大介がいたら学校生活も楽しいんだろうなと思いながら読んでいました。すごく楽しかったです！ (2021年10月29日 23時) (レス) @page42 id: e57b15e16c (このIDを非表示/違反報告)
B.(プロフ) - 宇宙さん» 気になってもらえる作品を作れたことに嬉しさを噛み締めています！笑 ドキドキしてくれて良かったです！読んでくださってありがとうございます！ (2021年5月3日 19時) (レス) id: 5317e60bd5 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙(プロフ) - 以前からおススメや関連に出てきていてのですが、やっぱり気になって読んでみました！途中でヒヤヒヤしましたが、ハッピーエンドで安心しました(笑)さっくんの優しい感じもしょっぴーのキャラも最高です！ (2021年5月3日 18時) (レス) id: d86a82ea35 (このIDを非表示/違反報告)
B.(プロフ) - みもざさん» 嬉しすぎます！読んでくれてありがとうございました！ (2021年3月29日 3時) (レス) id: 5317e60bd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：B.
| 作成日時：2021年3月12日 19時
