［完］初恋 △ アルカンジュ 。【黒】

おまけ ページ30

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Ren



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あれから約10年。
翔太さんの、約束通り

俺とAは会うことも連絡すらも取っていない。



いつも通り、康二と一緒に仕事をして、
康二と飲みに行って



そのまま家に帰る。






「あー、もう飲めねぇ。」





酒が強い俺は、そんなに酔ってはいないが、
もう飲めないなんて所まで飲むこともしばしばだ。





康二「めめぇ〜」


「康二ちゃんと家入れよ」


康二「おう。じゃあな〜」


「おう」





タクシーから降りた康二が
家に入るところまで待つ。



…入ったな。





「すみません、〇〇まで」


運転手「わかりました」






ここからそう遠くはない俺の家。

タクシーが走り出した時、






ピロン。


携帯がなった。





ポップアップからLINEを開くと、









A会いたい








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「すみません。やっぱり△△で」







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目黒蓮△△にきて






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Aから連絡くれたってことは、

俺がAに新しい火を灯すってことでいいの？






俺も幸せになれるの？









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