［完］初恋 △ アルカンジュ 。【黒】

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Ren



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「え！めめちゃうん？」


「あ、康二」


康二「ホンマにそうなったな〜！！」


「ほんとだな」


康二「同じテーブルやしよろしくな〜！」






そう言いって、俺の隣に座った康二。

…現実になんのかよ。
嫌な予感的中して本当にもう無理じゃねーかよ。

誰にも言えなくなったこの気持ち。





「もうそろそろ来るんじゃない？」




と、式場の扉を指さす。
アナウンスで

「皆さん準備はいいですか？」

って聞こえて康二に伝える。




康二「やばいな！！ドキドキやわほんま！」


「だね」




気持ちが乗らない。
隣に康二がいるから変に落ち込むことなんてできないから、少し気持ちを抑え笑顔をつくる。




司会「新郎新婦のご入場です…！」




その言葉を合図に開かれた扉。
その奥には…？何テイストだあの服は……



康二「シナモンや！！しょっぴー好きやったやつ！」


「……へー、」




そう言うと思い浮かんだシナモンロールの服装。
……確かそんなのだったような…。


それで、隣のAはクロミか？
あいつまだクロミ好きだったのかよ。

スクールバックに付けてきてて担任によく怒られてたな……




《やばい！めちゃくちゃ可愛い！》
《サンリオ好きな2人にはピッタリすぎる！》
《翔太ー！めちゃくちゃ可愛いぞ！》




なんて声がよく飛び交っている。
へー、翔太さんも好きなんだ、




康二「しょっぴーな！高校時代からシナモンみたいって言われててな！そっから興味持って好きなってんでー！」


「へ〜」


康二「これが俗に言うサンリオ男子ってやつやで！」


「…サンリオ男子…か」





そんな話をしていると、
俺と康二の席に来て机の上に乗っているキャンドルに火を付けた。




翔太「あ！康二じゃん！」


康二「しょっぴーカッコイイでほんま！」


翔太「うるせ〜笑」


A「あ、さっき会ったんだって？笑」


「おう、」


翔太「渡辺翔太です。」


「目黒蓮です。Aの事お願いします」


翔太「はい！」



火を付ける時に話しかけてきたA。
それで翔太さんと話す機会が出来て、
軽く話すと、最後には幸せに満ち溢れて爽やかなイケメンスマイルを見せて、微笑んだ。



康二「ほんま幸せそうやな」


「ほんとに」




俺らの机が最後だったのか、
直ぐに新郎新婦の席に座った。

2人は本当に幸せそうで、
俺の気持ちなんて入る隙ないって何度も思わされた。




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