検索窓
今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:13,171 hit

ページ5

.









.









.









事務所前で 、スタイリストさんを 車に乗せる 。









無言の状態が 続く中 、最初に 声を 発したのは



スタイリストさんだった 。









「 あの 、すいません 。すっごく 冷えたので 佐野さんの お家で シャワー 浴びても いいですか ? 」









俺は 一瞬 、かなり 戸惑った 。









今日 、 A は 帰りが遅くなる と 言っていた 。







だから バレないんだけど … 。









彼女以外の 女の人に シャワー 浴びさせたら
ダメだよな 。








でも 、スタイリストさんは 、GENE 専属の


スタイリストさん 。風邪なんか 引かれたら


こっちが 大変になる 。




.





.





.





悩んだ末 、シャワーだけ 浴びさせる事にした 。







幸い 、雨が止んできたので 、シャワーを

浴び終わったら 歩いて帰ってもらおう 。






と思っていた 。









「 お邪魔しま〜す 、わっ 、結構広いですね ! 」




「 そんな事ないです 。 」









玄関には 女物の ヒールが たくさん並べてある 。






それに気付いた スタイリストさんが 声を



かけてきた 。









「 … 佐野さんって 、彼女さん いるんですか ? 」





「 … まあ 、います 。 」





「 そうなんですか … 。あっ 、大丈夫ですよ

秘密にしておくので ! 」





「 良かったです 。 」




「 はい ! じゃ 浴びさせてもらいますね 。 」




「 あ〜 はい 。奥から 2番目っす 。 」




「 わかりました ! 」









俺は スタイリストさんを 案内して 、ソファに



腰掛けた 。









考えているのは 、








あいついつ帰ってくるかな〜 、




とか




今日の 晩飯 なんだろうな〜 、









なんて事ばかり 。









そんな事を 考えていると 、時間は すぐ
過ぎるもので 。









「 佐野さ〜ん 、上がりました ! 」









と 、リビングの扉を 開けた スタイリストさん 。





服は 、備え付けの バスローブ を 着たみたいだ 。









「 すいません 、何もなかったので 借りちゃいました … 。 」





「 いーっすよ 。もう 雨止んだんで 、こっから
歩いて 帰れます ? 」






そう言うと 、スタイリストさんは なんとも
微妙な顔をして 、その場に 立ちすくんだ 。









.









.









.

6→←4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
37人がお気に入り
設定タグ:佐野玲於   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サノンタンメン | 作成日時:2018年1月23日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。