【現パロ】夢から醒めても1(後)/教祖様 ページ17
あの先なんて、考えたくもない。
けれど、解る…何か起きるのか。
けれど、如何してこんな夢を見るようになったのだろう。
何度かその夢を見ていて気づいたのは、教祖様と呼ぶ青年の瞳が何時ぞや見た極彩色だと言う事。
何時ぞや街の中でぶつかってしまった青年の瞳。
一瞬だけ交えた視線。
カラコンだろうが、まるで虹を閉じ込めた様な色合いが印象的だった。
だから、あの瞳の青年を知らぬ世界で教祖様なんて作り上げてしまったのだろつかと思う様になった。
でも、じゃぁ ──…如何して何時もあのシーンで終わるだろう。
自身の気持ちが、思考が、解らない。
だって、あの人に"食べられて迄共に居る"なんてサイコ過ぎるだろう?!
答えの無い夢だと思うつもりだった。
夢なんてただの妄想だと。
***
「やっと見つけた!」
雑踏の中、不意に掴まれた手の先。
長身の美丈夫の青年がそう笑う。
「──…教、祖…様…?」
あの 覗く八重歯の様な牙が真っ赤に染まっていた時と同じ
──…あの 笑顔で──
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作者名:ゆきの(snow-no) | 作者ホームページ:http://id24.fm-p.jp/277/snownobox/
作成日時:2020年2月23日 1時