【wrwrd】復讐鬼の華

紫陽花 20 ページ23

コネシマに対し敵対心を持つショッピがここまで言われて黙っているわけが無い。
ムッときたショッピは先程叩かれた仕返しに肘でコネシマの横腹を思いっきりどつく。

syp｢ふんっ、そないなこと分かってますよ｣
kn｢いってー！なにすんねん！！！｣

キャンキャンとチワワとクソ猫がじゃれ合うのを見て、メンバーは笑った。

sho｢なんや、いつもと変わらんやんけ｣
os｢コネシマの容赦ない態度やからこそ、ショッピくんも正気を取り戻せたんやね｣
em｢なんだかんだコネシマさんは面倒みがいいですからね｣

gr｢…さて、ひとらんらん。
落ち着いたか？｣

グルッペンの視線の先には、未だトントンに押さえつけられているひとらんらんの姿。
だが、先程と違って何処かぼんやりとしているようにみえる。無気力状態になっているようだ。

ht｢…あぁ、うん｣
gr｢お前の怒りは最もだ。だが、その怒りをぶつけるべきなのは別にあるだろう？｣
ht｢…わりぃ｣

ひとらんらんが落ち着いたのを確認し、トントンは力を抜きひとらんらんの身体を起こす。なすがままになる彼を見て、ぽんぽんと肩を叩いた。
全員がそれぞれ落ち着き、席に着いたのを確認しグルッペンは視線を鬱先生に向けた。

gr｢さて、大先生。Aとアルジェントの行方と現状は分かった。
ここからは、N国について聞こうではないか｣



＊＊＊

今回は少し短め。
次回からセリフの他にインカム越しの会話が入るため、インカム使用時の会話は《》を使用します。
分かりやすくはしますが、ごっちゃごっちゃにならないようにこちらも頑張ります。

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