紫陽花 13 ページ14
ut｢取り敢えず此処を洗おうか。
元々きな臭い国やったしなぁ。
まぁまだ戦争まで起こすわけには行かんし政府にバレんように探らんとな｣
いくらトップが戦争大好きとは言え、余計に火種は増やしたくはない。
鬱先生は使い慣れたキーボードに手を添え、…ひとらんらんの持っていた写真を思い出す。
ひとらんらんは義理堅く真面目で優しい男だ。
鬱先生も何度となく世話になってきた。
そんな彼と会った時から時折見せていた暗い顔。
いつか、その闇の部分を取り除けたらと思っていた。
そして、今がそのチャンスなのだ。
普段はガバばっかりで皆に迷惑をかけてばかりだが、今回こそは失敗は出来ない。
鬱先生は暗い藍色の目をパソコン画面に真っ直ぐに向けた。
───
──
─
gr｢そうか、ひとらん先生の妹の手掛かりが見つかったか｣
グルッペンはホッと息を吐いた。
グルッペンはひとらんらんをこの国に連れてきた本人である。
彼を引き入れる際にAのことも勿論聞いており、どうにかしてやりたいと思ってはいたが、手がかりの欠片すら見つからず何年も経っていた。
tn｢今は大先生とロボロが情報を探しとるわ。
しかし、まさかショッピくんが知り合いやったとはな｣
gr｢不思議な巡り合わせがあるものだ。
だがアイツのお陰で、ひとらんらんの悲願も漸く果たされる｣
グルッペンの言い方が、まるで彼女が生きていると断言しているように聞こえ、トントンは眉を顰めた。
tn｢？まだ生きとるか分からんのに、何でそないなこと言いきれるんです？｣
gr｢さぁ？ただの勘さ｣
ニンマリと笑った黒い男は、やはり真意が掴めなかった。
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すずねこ - 更新頑張ってくださいね❗ (2022年7月11日 20時) (
レス) @page48 id: 5c9b7042cd (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - 夜さん» 続きは書きたいです…！ですがリアルが忙しくなかなか更新できないのが悔しいです…！コメントありがとうございます！待っていただければ、いつか、いつかは！！書きますのでお待ちください！ (2021年4月5日 23時) (レス) id: 8e20d2cd66 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - とても面白くて一気読みしてしまいました！まだ続きは書かれる予定ですか？書いてくださるならいくらでも待つので更新頑張ってください！ (2021年2月5日 21時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - ウルズさん» コメントありがとうございます！パスワードの件はご迷惑おかけしました…(；´Д｀)最初の頃から見ていただきとても嬉しいです！ (2020年10月13日 23時) (レス) id: fa99c77dd8 (このIDを非表示/違反報告)
ウルズ - またこちらの作品が読めて嬉しい限りです。連載初期から文が素敵だと思い愛読してました。急に検索しても出てこなくなった事に驚きましたが、パスをかけられていたと知り納得しました。詳しい事情は分かりませんが、これからも頑張って下さい。更新楽しみにしています。 (2020年10月13日 22時) (レス) id: 18e5b459af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スノウ | 作成日時：2019年10月30日 13時
