ブレイクタイム。【雪】

＿＿＿＿３ ページ24

You side.







大「なんで俺がAちゃんにちょっかいかけてるか、わかる？」




「分かんないです、」




大「俺ね、女の子は皆可愛いなぁって思うけど、ずっと笑っててほしいなって思ったの、Aちゃんが初めてなんだよね。


あと欲を言うなら、その隣にいるのが俺だったらいいなって。」








先輩は、今まで見たことがないくらい優しい表情をしていた。









大「だからさ、一緒にいたいな〜....なんて、思ってて、」




「嬉しいです。」




大「えっ！？」









素直な気持ちを伝えると、先輩は心底驚いたように大きな声を上げた。









大「えっ、だ、な、えぇ！？」




「だって、そんなに仲良くなりたいって思ってくれるなんて知らなかったし、私も友達多くないから、あ！先輩は先輩なんですけどね？」




大「えっ！？そ、っちか、あぁ、そうだよね、......そっちかぁ〜〜〜〜」









髪をぐしゃぐしゃっと掴みながらしゃがみこんだ先輩は、周りにいる小さな子たちに、あのお兄ちゃんなにしてるんだろうねぇ？なんて言われている。







「先輩、何してるんですか、」




大「今の俺悪くないよな？いや、結構頑張ったんだけど、え？もしかして伝わってない、とか？いやいやいやいや、」




「あの、先輩、」




大「好きだ！！！！」









急に大きな声を上げた先輩。








「え、」




大「ずっと好きだったんだよ！今の！告白！俺なりの！」




「え、えぇぇ！？」




大「まじで気付いてなかったんだ....」




「いや、なんで私、」




大「.....好きって、理由必要？」







クッと目に力が入った先輩から、視線を外すことが出来ない。





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