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____3 ページ20

Ryota side.






職場でMr.パーフェクトなんて呼ばれている俺も、スーツを脱いでしまえば1人の女の子に惚れたただの男になる。





『奥さん甘えられていいな〜』





女性社員が口を揃えて言う、甘えさせてくれそうって言う言葉。



それが家だと、








涼「Aちゃん〜」




「あらら、あまえんぼりょーたくんだ。」




涼「んー、いーでしょ、だってだいすきなんだもん、」




「んーー可愛いから許す!」




涼「ふふふ、」







イメージと違ったなんてガッカリされそうだけど、家では俺が甘える方。


夕飯を食べ終わったら、彼女に思いっきり甘える砂糖よりも甘い時間の始まり。







涼「Aは今日なにしてたの?」




「んー今日はね〜お掃除して〜、買い物も行ったでしょ〜、あ!そこでね、翔太くんに会ったよ!」




涼「え、翔太?」




「うん!なんかね、普通に買い物に来てたみたいで。珍しいよね、翔太くんがスーパーにいるなんてさ。」







翔太は俺の幼馴染。


特にAと何があるわけでもないし、俺は2人とも信頼してるんだけど、やっぱり俺の知らないところで会ってるのは嫌だなって思ってしまう。







「涼太?」







ギュッと抱きしめると彼女は不思議そうに俺に問い掛けた。







涼「.....ん。」




「分かってるよ。出掛ける時は涼太と一緒ね。」




涼「うん、」




「翔太くんね、彼女さんと一緒だったよ。もう、奥さんなのかな。お腹大きかったから。」




涼「え.....そっか、翔太、パパになるのか、」




「そうみたい。とっても幸せそうだったよ。」




涼「Aは?」




「ん?何?」




涼「今、幸せ?」




「うん!涼太くんと一緒にいられるの、本当に幸せだなって毎日思うよ。」




涼「そっか。」








彼女の真っ直ぐな言葉が、俺の心を浄化していく。








涼「もっと幸せになりたい?」




「え?」




涼「子供、作る?」




「えっ、」




涼「俺はAとの子、欲しいなってずっと思ってるよ。」




「それは、私も、思ってる、」




涼「まぁ、授かり物だからね。そんな焦らなくても、」




「.....する、?」




涼「ふふふ、Aからのお誘いなんて、嬉しくて溶けちゃいそう。」






そう言って彼女の髪に唇で触れた。





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cleam(プロフ) - 愛さん» コメントありがとうございます!短編集なので、タイトルどおり『息抜き』になっていたら嬉しいです^^他担様にそう言っていただけると、書いてて良かった〜!と思えます( ;∀;)是非、ここだけは他色くんたちにハマってみてください!笑 (2021年2月2日 10時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
- 初めまして。こちらの小説大好きです。黒さんが一番好きなのですが、cleamさんのせいで青さんや他色まで気になって仕方ないです(笑)リアリティ過ぎ!大好きです! (2021年2月1日 13時) (レス) id: ee826c6c27 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - 雪の王子様さん» 嬉しいお言葉ばかりで泣きそうです...!私も頭の中でこんな現実がいいな〜っていつも思ってるのでお仲間ですね(笑)情景が浮かびやすいようにしているつもりなのでそう言ってもらえてとても嬉しいです!お読みいただきありがとうございました(^_^) (2020年11月6日 21時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
雪の王子様 - コメント失礼します。すごくドキドキしながら読ませていただきました!こんなことが現実で起こってくれたら…泣 描写の仕方などがお上手だったのでお話にすぐ入りこめました。素敵なお話ありがとうございました。 (2020年11月6日 19時) (レス) id: 0ec33589bd (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - 黒糖きな粉さん» いえ!こちらこそありがとうございます!もう暫くお待ちください〜( ^ω^ ) (2020年10月7日 12時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cleam | 作成日時:2020年9月14日 22時

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