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You side.
それから、康二さんとは電車で鉢合わせることもなく１ヶ月くらい経った。
信号待ちのスクランブル交差点で、どこか聞き覚えのある、洋楽のような曲が街中から聞こえてきた。
「あれ、この曲、」
どこかで聞いたことがある気がして流れている大型ビジョンを見つめた。
何故か、目が離せなかった。
全編英詞の曲を華麗に歌い上げるのは、20代くらいの男性9人組だった。
パステルカラーの衣装。
ルージュを思わせるMV。
「.....SnowMan、」
モニターに映し出されたアーティスト名。
確か、ジャニーズだったよね。
今度CD出るんだ。
「あ、」
私はこの曲をどこで聞いたのか思い出した。
そっかこの曲、康二さんの車の中で聞いたんだ。
.....でも、発売前なのになんで、
モニターを見つめながら思考を巡らせていると、カット割で見覚えのある姿が映し出された。
「えっ、嘘、」
そこには見間違えるはずもない、かっちりとした衣装を着こなした康二さんの姿。
ジャニーズ、だったんだ、
驚きのあまり立ち尽くしてしまった。
夢だったのかもしれない。
電車に乗り込んだ私は、気持ちを落ち着ける為にいつもの席に座って新しい小説を読み始めた。
2駅過ぎたところで、ぞろぞろと人が乗り込んでくる。
1人、全身黒色の服に身を包んだ人が私の目の前に立った。
その人は鞄から1冊の本を取り出し、私に手渡した。
康「おもろかったわ。」
そう小さな声で呟いた彼は、マスクを少しズラして人懐っこい笑顔を見せた。
人見知り×電車×橙 fin.
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cleam(プロフ) - 愛さん» コメントありがとうございます！短編集なので、タイトルどおり『息抜き』になっていたら嬉しいです＾＾他担様にそう言っていただけると、書いてて良かった〜！と思えます( ；∀；)是非、ここだけは他色くんたちにハマってみてください！笑 (2021年2月2日 10時) (
レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - 初めまして。こちらの小説大好きです。黒さんが一番好きなのですが、cleamさんのせいで青さんや他色まで気になって仕方ないです(笑)リアリティ過ぎ！大好きです！ (2021年2月1日 13時) (レス) id: ee826c6c27 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - 雪の王子様さん» 嬉しいお言葉ばかりで泣きそうです...！私も頭の中でこんな現実がいいな〜っていつも思ってるのでお仲間ですね（笑）情景が浮かびやすいようにしているつもりなのでそう言ってもらえてとても嬉しいです！お読みいただきありがとうございました（＾_＾） (2020年11月6日 21時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
雪の王子様 - コメント失礼します。すごくドキドキしながら読ませていただきました！こんなことが現実で起こってくれたら…泣 描写の仕方などがお上手だったのでお話にすぐ入りこめました。素敵なお話ありがとうございました。 (2020年11月6日 19時) (レス) id: 0ec33589bd (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - 黒糖きな粉さん» いえ！こちらこそありがとうございます！もう暫くお待ちください〜( ^ω^ ) (2020年10月7日 12時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2020年9月14日 22時
