雪男と雪女2 (ページ39)

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めめページ39

～タイ前～

蓮「姫ちゃん、今日一緒に帰ろ」

姫「うん！久しぶりに一緒に収録したね～！」

蓮「今日姫ちゃん家まで歩いてですけど、送りますよ。」

姫「ありがとう！一緒に帰ろ～！」

タッタッタ

蓮「....姫ちゃん？どうしたの？」

姫「ん？あ、いや....」

蓮「ふ～ん....そっか....？」

姫「あ、そ、そういえばさタイでのライブもめっちゃ楽しみだし、その後の観光もすっごく楽しみなんだよね～！めめはライブの時...」

蓮「ちょっとごめん。話してる途中だけど...」

姫「ん？」

蓮「あのさぁ！」

姫「？！？！」

蓮「おれぇ！気づいてるよ！はやく出てこいよ！」

姫「めめ...？」

蓮「ほら！はやくでてこいよ！」

？「...っ」タタタッ

蓮「逃げんなよ！」

？「っ」

蓮「...あの、姫のこと、つけてますよね？」

？「いや...」

蓮「なんでそんなことするんですか？姫の気持ち考え...」

？「俺もよく分からないんですよ！俺...姫ちゃんのこと応援してて...好きすぎて...なんで姫ちゃんの近くにいる人間になれなかったんだろうって思って....じゃあ自分から近くに行けばって思ってしまって....」

蓮「...姫ちゃんの気持ち考えてくれましたか？」

？「え？」

蓮「あなたが姫ちゃんに近づきたい。そう考えてる時、姫ちゃんの気持ちも考えましたか？」

？「....っいや」

蓮「...姫ちゃん...だいぶ怖かったと思いますよ。どれだけ悩んで、恐怖を感じながら過ごしたか...」

姫「めめありがとう...あの、応援してくださって、ありがとうございます！すっごく、すっごく嬉しいです！...でもつけてくるのはやめてください。正直とても怖かったです。私に限らずみんな怖いと思いますし、いざつけられると相談なんて簡単に出来ないんです。一人で溜め込んでしまいます...限度を守って応援してくださるとありがたいです！」

？「....ごめんなさい！ほんとうに！ほんとうに！ごめんなさい！応援してる方を傷つけるだなんて俺...何やってんだろ...もう絶対にしません！」

姫「よかった...限度守って、ライブとか舞台で会いましょう！」

？「はい...ほんとうにごめんなさい...」ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

蓮「あぁ...行っちゃった...」

姫「めめ、気付いてくれてありがとう！」

蓮「いや...まぁよかったよ！怖かったよね？」

姫「うん...ありがとう！」