Neve...

家族の為(リク) ページ21

今日は俺と康二の二人での任務


パーティー会場に来るお偉い社長さんを消して欲しいらしい


何でも、裏の大きな組織と繋がってて
起こした数多くの事件の隠蔽をしているんだとか


まぁ、全く興味ないからどうでも良いんだけど



そんなことは置いといて

会場内がパニックになると色々と面倒だから、
康二が光で目眩ましをしている内に会場の外に連れ出して、息の根を止めなきゃいけない



要するに、素早く穏便に済ませろって事




kj「こちら蜜柑。会場着いたで」




ab『OK。ターゲットは紺のスーツに赤いネクタイの男。主催者の挨拶の直後に目眩ましして行動開始』



mg kj「了解」



主催者の長ったらしい話は聞き流しながら
逐一状況の報告をする



あ、康二のイヤモニ外れた



慌てて拾って付け直してるけど、誰かに見られてないかな



ま、大丈夫か




そんなことより、

主催者の話が締めの言葉に入った




mg「そろそろだよ」


kj「分かっとる」



主催者「...それではパーティーをお楽しみ下さい！」






拍手が起こり始めてすぐ、
康二が強い光を放ち、眼前が光で覆われた



それと同時に、ターゲットに掴み掛かる




......が、そこに男は居ない




なんでだ？どうしたらいい？




必死に頭を回転させたが、答えには辿り着かず

無常にも時間は過ぎていく



光が消えていき、辺りを見回す



そこにいたのは

周りを囲む、２０人程の武装した男達だった




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