【完】白雪姫と12人の小人【2】

◇意欲・関心・態度◎ ページ40

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アサヒ「ヒョン、今日は僕の日なんです」

ジフン「ヤーなんやそれ！誕生日でもあるまいし」

アサヒ「まあまあまあ…僕の日なんでヨシヒョンでも誘って仲良く男だけで楽しんでください」

「煽ってる？」

ジフン「煽ってるなこれ」

「めずらしい」

アサヒ「…このクッキーあげますから」



意地でもジフンを追い出したいのか

テーブルの上に置いてあるクッキーを手渡し
出口へとジフンを誘導しているアサヒ


ジフンの言うことならAは聞いちゃうもんな

遠くに置いとかないとすぐAを持ってかれる
なんならAから向かってちゃうもんな



『あーん、ジフンくんいっちゃった』

アサヒ『時間になれば戻ってくるでしょ』

『てか僕の日ってなに？なんかあったっけ？』

アサヒ『べつに？理由ないとAといちゃあかん？』

『や、いつもならジェヒョギ達のとこにいるのになーって』

アサヒ『Aといたい』



装飾されたAの手を握りながら、卒倒覚悟の口説き文句を放っているアサヒ(日本語だけどAの耳が赤くなったからきっとそう)



アサヒ『最近、家にも作業室にも来ないから全体の仕事じゃないと会えてなかったじゃん』

『カムバも終わって今それぞれだもんね〜』

アサヒ『んー、なんかヨシくんとかヨシくんとかヨシくんとかと出掛けてる割には俺には会いに来ないなーって』

『ヨシくんしか出てこなかったのは気のせいかな？』

アサヒ『言うてずっと一緒に居ったやろ』

『や、朝光もジェヒョギ達と
アサヒ『あーあーあーあー』



ビーグルラインが外に出かけたのもあり静かになった控室に耳を塞いで大きな声を出すアサヒの声は響いた

ドヨンのメイクをしていたヌナがびっくりして珍しく睨むようにアサヒを見た



「…はいはい寂しかったんですね？」

アサヒ「そうですよ？寂しかったの。
だから今日は俺から離れないで？」

「はーい」

-「……」



僕、硬直。


いきなり韓国語にシフトチェンジした会話の内容がこれ？
この子達日本語だったらなんの会話してんの？

えっっ？



『韓国語だとそういうこと平気で言ってくるよね〜。』

アサヒ『日本語で言うのは恥ずいやん』

『わかる』

アサヒ『まあ気持ちが伝われば言語なんて気にしないっすよ』

『ぉぉお』



…ちょっと日本語の勉強しようかな

今のアサヒ多分良いこと言った気がする





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