【完】白雪姫と12人の小人【2】

◇あまいあまい ページ13

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『それでは。さようなら』



ジョンウ『さようなら…ってちゃうやん』

『え、誰。ジョンウにノリツッコミ教えた人笑』



来たる某日

会社から休暇をいただいたTREASUREは里帰りラッシュを迎える


その中でも飛行機に乗って日本へ帰る
日本人メンバーの出発は早かった



ジョンウ「ヌナの出発明日でしょ」

「……クソ」

ジョンウ「ヤー。言葉遣い！」



先にマシホ、ヨシ、ハルトそしてアサヒは日本に旅立ち

Aひとり取り残されてしまった。



このご時世、提出しなければいけないものが多く
申請に時間がかかったAは1日宿舎をひとりで過ごすはずだった

しかしTREASUREにはなんともスイートなメンバーがいるようで



ヒョンソク「ジョンウヤ、もうそろそろ出発だろ？準備は？」

ジョンウ「あ！もう出れます〜。じゃ、ヌナいってくるね」

「おーん、ご両親にもよろしくお伝えください」

ジョンウ「はぁーい」



Aを気にして出発の日を1日ずらしてくれたのがこの男、チェヒョンソクである。



ジョンウ「ヌナ俺が居なくても泣かないでね」

「…もう既に泣きそうだよ。(棒)」

ジョンウ「ヌナ…！」

ヒョンソク「ヤー俺にもなんかないのか？」

ジョンウ「あ、ヒョンの部屋にペットボトル置きっ放しなんで捨てといてください」

ヒョンソク「ヤーパクジョンウ？」

ジョンウ「嘘ですよ笑」



最後に出発するジョンウをヒョンソクとAで見送り、ヒョンソク達の宿舎へと入っていく



「オッパ本当によかったんですか？一日ずらしてもらって」

ヒョンソク「妹をひとりで留守番させるわけにはいかないだろー？」

「んーでも、」

ヒョンソク「もうこの話おわり！
カムバ終わったしラーメンでも食べるか？」

「最近ラーメン食べすぎなんじゃ…」

ヒョンソク「それは言うな」


某企画で、ラーメンをいっぱい食べているリダズ

この間のハードスケジュールにはジフンと同じ宿舎のAまでもが心配するほどだった



「まあオッパの質量が増えたってことで喜ばしいですね」

ヒョンソク「おーAヤ、どこでそんな言葉覚えてくるん？」

「トゥメ達からです」

ヒョンソク「アイドルだな、…」



トゥメに感心するヒョンソクを横目に
ヒョンソクの部屋にあるピアノで軽く遊び始めるA

しっかりとしたメロディに、軽く口ずさむ鼻歌



ヒョンソク「なんて曲？」

「…まだ名前はないです」



彼女の新たな一面が見える予感がした





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