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愛のかたまり ページ10





アジトになる前の朝光の部屋




「……」



カーテンは閉められ、電気もついていない

聞こえるのは時計のチクタクという音と
朝光のベッドで眠っているAの寝息


”居心地がいいから“


そんな理由だけでたまに朝光の部屋で30分だけ昼寝をしに来ているA

30分の間は誰も朝光の部屋には入らず
彼女をひとりで寝かせる暗黙のルールがあり

時間になると他の部屋にいた朝光が起こしに来てくれて、他のみんなも出入り出来る様になってたが

今日、事件が起きた



『ベッドを…撤去…する…?!』

アサヒ『溜めていうもんでもないけどな?』

『だめだよ〜お昼寝場所がなくなる!』


起こしに来た朝光と、ふたりでベッドに腰掛け
朝光が軽く寝癖のついたAの髪を手で梳かしながら話をしている


アサヒ『あげよか?』

『違うんだな〜。朝光の匂いに包まれながら眠る30分が幸せなのに、私のになったら意味ないやん』


Aの発言に一瞬戸惑り
髪を梳かす朝光の手が止まった


アサヒ『…なんかえろ今の』

『?!?!』


今度は朝光の発言に驚いたAが
彼から少し距離をとった


アサヒ『あはははっ それ俺だからいいけど他のやつには言うなよ。特に温斗とジェヒョク、あとまっしー』

『あー、…そういう意味じゃないのにね』


思い当たる節があったことに若干疑問を持った朝光だが、Aのあざとい部分も知ってるので特に聞かなかった


アサヒ『男は都合よく解釈するのが得意なんよ』

『メンバーなのに?』

アサヒ『ん』

『朝光は?都合よく解釈する?』

アサヒ『…時と場合による』

『1番危ないのここにいたわ』

アサヒ『やめろ笑』

『……あ』


何か思い付いたように、朝光の隣に移動して
彼の手を優しく握った


『朝光なら、いいよ…?





ぶっ笑』


アサヒ『おいこら』

『あははははっ…はあぁ、おもろ!』

アサヒ『ドキッとした俺返すかもっかい言うか』


朝光の言葉に笑いすぎて声が出ないAにつられて、小さく笑う朝光

お互いに信頼してるからこそ部屋で眠れて、こんな冗談や、本気のことが言える

男女の間に友情は成立するのか。そんなことはわからないが、この今の関係が心地いいと思えるふたりがいる


_だから当分は、このままで






そして後日ベッドは撤去され、Aはお昼寝場所を失った



『ぐっ、あんなに熱い夜を過ごしたのに…!』

アサヒ『誤解生むからやめろ』

ジフン「サヒヤ、どういうこと?」



◇パーティを始めますか?→←妄想が爆発寸前 umm



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ユン砂糖 - ありがとうございます! (2022年5月12日 18時) (レス) @page49 id: b432b2bfed (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - ユン砂糖さん» お待たせいたしました!移行いたしましたのでお待ちしております☺︎ (2022年5月12日 17時) (レス) id: 232e126d99 (このIDを非表示/違反報告)
ユン砂糖 - 楽しみに待ってます! (2022年5月11日 17時) (レス) @page49 id: b432b2bfed (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - ユン砂糖さん» 準備が整い次第でございます。努力はしておりますが私生活が忙しいのでこちらに割く時間が少ししかないのをご了承ください。もう少しお待ちいただけると幸いです。整いましたらお知らせいたします。 (2022年5月10日 21時) (レス) id: 232e126d99 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - chisaさん» そうなんですね!chisa様の作品も読んでみたいです☺︎ ありがとうございます! (2022年5月10日 21時) (レス) @page34 id: 232e126d99 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えむ | 作成日時:2022年3月16日 22時

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