◇知らない君がいる ページ46
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『マシホって私のこと結構嫌いだよね』
マシホ『………は？』
楽屋へマシホに引っ張られながら向かう途中
Aの言葉にマシホが足を止めた
『…ずっと喧嘩ばっかりだし、さっき劣悪物件とか言ってたし』
マシホ『……』
掴まれていた腕を離してもらい、気まずそうに話を続けるA。訳がわからないと言う顔で話を聞くマシホだが
ハルト同様“好きな子の前では素直になれない小学生”の部分をAの前でだけ出してしまうので当事者には勘違いされている
『だから、コラボステージもあんな怒ってたんだね』
マシホ『ちがうよ』
『違くないよ…』
余裕がありそうだと思われがちな彼だが、そんなのは全然なくて。特にAの前だと余裕のなさを悟られないように表情を作るのに必死で、言葉を考えまくって、空回りばっかりして、
『先戻るね』
無言になったマシホにそう声を掛けて歩き出そうとしたAにマシホが声を掛けた
マシホ『俺、Aが思ってるよりAの事好きだよ』
『、』
何も言わないAにマシホが言葉を続ける
マシホ『ステージが嫌だったのは知らない誰かが最初にあのAを見たって思うのが嫌だったから。
俺が最初でありたかったし、
なんならやらないで欲しかった。
でもそういう職業だし俺のわがままだけでAの仕事は潰せない。
たしかにカッコよかったし、流石Aだと思ったけど
Aを目の前にするとそれよりも先に自分の感情が面に出た。
ごめん。
昔から突っかかるのも
Aの頭の中を俺でいっぱいにしたかったから。
いいことより、悪いことの方が頭に残るでしょ？
…俺、A目の前にすると余裕なくなるの
こうすればいいってわかってるのに、
Aにはそれが出来なくて、空回りばっかしてんの。
ダサいっしょ？』
力なく笑うマシホに横に首を振るA
マシホ『ずっとだよ。
Aがアサヒを頼って泣いた日から。
俺の方がAと一緒にいたのに
初めてAが頼ったのがアサヒでさ、
…俺、そっからずっと余裕ないの。』
『マッシーのことも頼ってるよ』
マシホ『そういうことじゃねーんだよ…』
『ごめ、ん』
マシホ『あーちがう。
こういうこと言いたかったわけじゃない』
セットされた髪を無造作にむしって
Aと目を合わせる
マシホ『おれ、ずっとすきなんだよAのこと』
知ってはいけない感情が、目の前にあった
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ユン砂糖 - ありがとうございます！ (2022年5月12日 18時) (
レス) @page49 id: b432b2bfed (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - ユン砂糖さん» お待たせいたしました！移行いたしましたのでお待ちしております☺︎ (2022年5月12日 17時) (レス) id: 232e126d99 (このIDを非表示/違反報告)
ユン砂糖 - 楽しみに待ってます！ (2022年5月11日 17時) (レス) @page49 id: b432b2bfed (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - ユン砂糖さん» 準備が整い次第でございます。努力はしておりますが私生活が忙しいのでこちらに割く時間が少ししかないのをご了承ください。もう少しお待ちいただけると幸いです。整いましたらお知らせいたします。 (2022年5月10日 21時) (レス) id: 232e126d99 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - chisaさん» そうなんですね！chisa様の作品も読んでみたいです☺︎ ありがとうございます！ (2022年5月10日 21時) (レス) @page34 id: 232e126d99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむ
| 作成日時：2022年3月16日 22時
