白雪姫と12人の小人

◇ロードローラーだー！ ページ29

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おとなしかったはずのマシホまでもがお祭りに参加したことにより本格的に眠れなくなっているA

だが静かに眠ろうとしているのは彼女だけじゃなく
アサヒも同様だった


寝返りを打ったアサヒがAと目が合い、彼女も眠れないことを察したのか、奥にあるタンスをアイコンタクトで伝える。

うまく伝わってるかわからないが掛け布団を持って、Aの腕を掴み、タンスの中に避難した。

寝ることに関してはいつも一緒なふたりはゆっくり眠れるのかと思いきや、どこから見つけ出したのかマシホによって2人ともタンスから引き出された


マシホ「今からやるって」

「あ！アイアイサー！」


ひとつだけ事前に伝えられたスケジュール
4月21日だった昨日は

今メンバーにいじめられているリーダー
チェヒョンソクの誕生日である。

彼を囲んでどんちゃん騒ぎしているメンバーを横目に電気を消して貰おうとスタッフにAが頼んだのを合図に


「「생일 축하합니다 〜 생일 축하합니다 〜( Happy Birthday To You Happy Birthday To You)♪」」


カーテンを開けて外にライトアップされたケーキが姿を現した。

それに気がついたヒョンソクは布団に埋もれながら、泣き出してしまい、弟達に担がれながら窓の外に出た


(「オッパ、めっちゃ…笑」)
(ジフン「ほんとに誕生日？笑」)
(ジュンギュ「引きずり出されてる笑」)


ヒョンソク「うぁ、…っ、이거 뭐야 진짜(何だよこれマジで)」

ジェヒョク「泣いちゃった〜」

ジョンウ「얘들아(みんな)〜 泣いてるよ〜？」

「かわいいねぇウリヒョンソギオッパ〜？」

ジフン「オッパー？」

ヒョンソク「ヤー、オッパ言うな」

ジフン「お！Aヤ！呼び捨てにしろって！」


ここぞとばかりに長男をいじり倒す彼ら。時間も時間なのですぐ部屋に戻ってもらい、ようやく本当に就寝

寝る時はやっぱりアサヒの隣にいるべきだと学んだのか、ヨシとの間に挟まって目を閉じているA

アサヒは静かでも反対側にいるヨシ、ジュンギュそしてイェダムはそうもいかず


「眠れない、」

アサヒ「それな」


目は眠いはずなのに、頭が覚めてるからか全然寝付けないA

気を利かせてくれたハルトが電気を消してくれて
静かになったと思えば


ヨシ「ロードローラーだー！」

「……」


一瞬だけヨシを嫌いになりそうだったらしい

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