美女と雪男たち 3

＊ ページ21

Side阿部


阿部「A。おかゆ出来たよ」


そう言って寝てるAを起こす。


A「ん……」


寝起きで目がとろんとしてるA。


阿部「食べれる？」


A「たべさせて……？」


かっ、可愛い……。


阿部「いいよ」


俺はふーふーしておかゆを冷ます。


阿部「はい、あーん」


A「ん……おいしい……」


そう言って微笑むAは天使より可愛い。


今だから言えるけど、

この時の俺相当顔ニヤけてた笑


A「ん、ごめん。もうむり……」


阿部「半分も食べれたじゃん！

すごいよ」


そう言って頭をわしゃわしゃと撫でた。


A「いぬじゃない……」


ツッコめるくらいには元気になったみたい笑


薬も無事に飲めてあとは寝るだけ。


阿部「よし。じゃあ寝てね？」


そう言ってお盆を持って立ち上がると

弱い力で服をぐいと引っ張られた。


A「……」


阿部「ん？どうしたの？」


A「……いっしょに、ねよ…………？」


そんなにウルウルした瞳で言われたら

断れるわけないじゃん……。


阿部「いいよ^^」


そう言ってAのベッドに潜り込む。


A「亮平あったかい……」


そう言って俺も胸に顔をうずめる。


阿部「そう？笑

ほら、寝ないと。

寝ないと治んないよ？」


A「うん……。おやすみ……」


そう言ってまぶたを閉じたA。


早く。治るといいね。

そんな願いを込めてAの頭を撫でた。

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