面倒くさがりマンネ-two- (ページ3)

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ココアという衝撃の美味しさを知った僕

それはいいんだけど、めっちゃ熱かった。
なんでグギヒョンは、普通に飲めてるのか不思議
フーッと息を吹きかけ、少しでも冷まそうとする

「あれ、もしかしてA、猫舌だった？」

猫舌？また知らない言葉だ。どう反応していいか分からず、まあ、冷ますことに専念した

飲めそうかなって思って飲んでみたけど、まだ全然熱かった

一向に飲めそうにないから、先にジニヒョンに勉強を教えてもらうことに

ナムヒョンとはまた違った教え方で、ジニヒョンとの勉強は楽しかった

難しい公式や理論も、面白く教えてくれて、別の問題を解いていても思い出すと笑えてきた

ひと段落ついて、ココアを飲み干す

もうちょっと飲みたいなと思っていたら、‘おかわりいる？’って聞かれた
頷いてコップをヒョンに渡す

「はちみつ入れても美味しいんだよ。飲んでみる？」

勧められたので蜂蜜入りを飲んでみることに

さっきの熱かった時の記憶が蘇り、冷まそうとすると

「大丈夫。飲める温度だよ」

さっきのインパクトが大きかったせいか、チョロっとだけ口をつけた

熱かった。大丈夫って言われたのに、、、

「ダメだったか。こりゃ、重度の猫舌だね。冷めるまで、勉強教えるよ」

言葉で言わず、嫌な顔をすれば、意図は伝わって

「冷めるまでだから、すぐ終わるよ。問題も基礎が出来てるから、スラスラ解けるはずだよ」

『冷めるまでね』

ジニヒョンに教えてもらったことを思い出しながら問題を解いていく
スラスラ解けることに驚きながら、自分のほんの少しだけの成長を感じた

少ししかやらないと思っていたのに、ペンを握ってから30分も経っていた

せっかくのココアも冷めてしまっているし、ジニヒョンもいつのまにか居なくなってる

『あーあ、冷めちゃった』

独り言は、誰もいない部屋に消えていった