面倒くさがりマンネ-two- (ページ16)

今日:10 hit、昨日:27 hit、合計:208,470 hit

▽ ページ16

家にある甘いものはほとんどAの物で、冷蔵庫にあるプリンとか勝手にみんなで食べ、常備してあるココアの粉を隠したりしてほとんどの甘いものは家から消えた。少しは残したから怪しまれないとは思う。

ホソギヒョンとグガはそんな僕らを見てるだけで、参加はしてこなかった。そして、ジニヒョンによって辛い料理が作られた。

「お帰り、A」

「ただいま。あれ、みんな揃ってるのって珍しいですね」

『そうかな？ほら、もうすぐご飯出来るから、手洗っておいでよ』

みんないつも通りを装ってる。あとは、Aが戻ってきてどう反応するか。まあ初日だし、僕らにあげるんだろうなとは簡単に考えられる。

「じゃあ、食べよっか」

ジニヒョンの声で食べ始める。Aは、一口二口手を出して、そこから食べなくなった。
いつものように、みんなが喋り始め、僕らは箸が進んだ。

Aも、お茶などを間に挟みながら少しづつ食べていたけど、みんなが完食した頃、Aの皿の見た目は、最初とほぼ同じって感じだった。

「あれ、A、食べないの？」

茶化したようにテヒョンが意地悪に聞く

「うん。お腹空いてないから」

「じゃあ、僕がかわりに食べるよ」

「ヒョン。代わりにどうぞ」

ジョングクがいつものように代わりに完食する。けど、今日は辛い料理が多いので、グギは実質二人分食べたようなものだ。

そしてAは、冷蔵庫のプリンを食べようとするが、

「あれ、ここにあったプリン、誰か食べました？」

「あぁ、それなら、賞味期限切れだったから俺たちが食べた」

「切れてたのか。4つぐらいあったのに全部食べちゃったんですか？」

「作曲が行き詰まってな、ちょっと休憩に食べた」

「そうなんですね」

そう言って、ソファに座ったAを見ると悲しくなった

その夜、Aが風呂に入っている時

「よかったですね。テヒョニヒョン。うまくいってますね」

ジョングガが冷たく言う。けど機嫌のいいテヒョンには効かなかった

『このまま、明日も続けよう！』

「しかし、本当に辛い料理食べないんだな」

「韓国は辛いのメインなのに珍しいな」

今日の感想を言ってるみんな。

『みんな、協力してくれてありがとう。明日も頑張ろう！』

テヒョンは随分楽しそうで、最初の雰囲気はどこ行ったのか、他のみんなも楽しんでいた