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〜亮平目線〜

トイレに向かったと思ったら、
いきなり病院の出入口に向かって走り出した。

亮「ラウ!?ちょっと、どこ行くの!?」

驚いて思わず少し大きな声が出る。

でも俺の声を無視してラウが病院から出ていった。

えっ、うわっ、逃げられた!
完全に油断してたわ、。

俺は受付の人に順番を遅らせてもらうように頼むと、
直ぐにラウールの後を追って病院を出た。

どこ行った???

周りを見渡すと、少し遠くにラウールの姿を見つけた。

俺は走って追いかけた。

しばらく追いかけてるとやっと追いついた。

俺はラウールの腕を掴んだ。

亮「ラウ!どこに行くの?」

少し怒りながら言うとラウはバタバタと暴れて言った。

ラ「んんーっ!離してぇっ!
注射しないのっ!!」

そう言って暴れるラウの両肩を掴んで、
かがんで目線を合わせる。

亮「ねぇ、嫌だからって逃げていいの?
病院の人に迷惑かけていいの?」

ラ「嫌なものは嫌なの!!」

そう言って逃げ出そうとするラウをしっかりと抑える。

亮「嫌でも受けなきゃいけないの。
もし感染症にかかったら辛いのはラウなんだよ?」

ラ「そんなの知らないもん!」

頑なに聞こうとしないラウに、
これは帰ってからお仕置きしなきゃな、、と思った。

俺は軽くため息をつきながら言う。

亮「早く病院戻るよ。」

そう言って腕を掴むと思いっきり振り払われた。

ラ「絶対いや!!」

そう言ってまた走り出そうとするラウの
腕を即座にもう一度掴む。

今度は振り払われないようにしっかりと掴んだ。

亮「いい加減にしなさい。いつも言ってるよね?
周りの人に迷惑かけたらダメって。」

いつもより声を低くして言うとビクッと身体を震わせた。

亮「逃げて病院の人に迷惑かけていいと思ってるの?」

ラ「だっ、だってぇ、。」

亮「だってじゃないでしょ。言い訳しない。」

そう言うと何も言えなくなったのか俯いた。

亮「ほら、早く戻らないとお仕置き増やすよ。」

そう言うとパッと俺を見て泣きそうな顔になった。

ラ「やっ、!お仕置きやだぁっ、!」

亮「ダメ。お家に帰ったらお仕置きだよ。
増やされたくなかったら素直にもどりなさい。」

そう言うと涙目になったけど抵抗しなくなった。

手を引いて歩くと素直についてきた。

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るとか - 作者様、今回Twitterを作る流れとなりましたのでフォロー申請させて頂きました。DMを送る事が出来ないようなので承認お願いします (9月27日 22時) (レス) @page34 id: 8da4c1aa45 (このIDを非表示/違反報告)
雪音.*(プロフ) - るとかさん» るとかさん、ありがとうございます!これからもよろしくお願いします(*ˊᵕˋ*) (6月30日 22時) (レス) id: e52fa5e08e (このIDを非表示/違反報告)
るとか - Twitter等は使いたくないのでここでこれからも応援して行きます。 (6月30日 10時) (レス) id: 8da4c1aa45 (このIDを非表示/違反報告)
雪音.*(プロフ) - ホニョホニョさん» ホニョホニョさんありがとうございます〜!これからもね頑張っていくのでよろしくお願いします!(˶' ᵕ ' ˶) (6月29日 16時) (レス) id: f9edeb1212 (このIDを非表示/違反報告)
ホニョホニョ(プロフ) - お誕生日おめでとうございます🎂これからも素敵な作品を楽しみに待ってます😊本当にお誕生日おめでとうございます🎉 (6月29日 16時) (レス) id: a2df502461 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪音.* | 作成日時:2023年6月7日 21時

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