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GAME31 BRING IT ON ページ33



自分の部屋のドアを軽く三回叩き小さく開け中をチラッと除けばちゃんと鬼ヶ崎と忍霧がいた

いや…そんなに見つめなくていいじゃん…


『………いなくなったよ』


僕がそう言えば二人はどこか安心したような表情を浮かべる

きっと僕がパカのことを連れてくるとでも思ってたのに連れてこなかったから安心してるんだろう


「助かったでェ。ありがとな」

「ああ、羽上のおかげで助かった」


僕としては当たり前のことをしただけなんだけど…

というかこんな目にあうかもしれないって予想出来ただろ。逃走経路ぐらいしっかり用意しときなよ


『これに懲りたらもう上に行くのはやめなよ。次見つかったとしても絶対匿わないし…。後…この事は後で鬼ヶ崎達自身で報告しときなよ』


ささっと二人にそう言って部屋からとっとと追い出す

この後の行動なんて目に見えるからね


「シノンちゃん」

『……何?』


これから言われる言葉を予想して少し身構える



「本当にありがとな」



そう言って頭を撫でられる

………こういうのはお礼は何をしたらいい?とかって聞いてくる場面じゃないの…何回もお礼を言われる程、僕は大層な事をしていない



『………うっさい』



そう答えた僕に鬼ヶ崎が笑っていた事なんて知ったこっちゃない

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設定タグ:ナカノヒトゲノム【実況中】 , 鬼ヶ崎カイコク   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:雪雅 | 作成日時:2020年12月29日 14時

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