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GAME01 ANIMAL EASY ページ3



目を開けるとそこには青い空が広がっていた。

…は?

いや、待って…草原に青い空?

どういう状況?

…見慣れたあの部屋じゃない

もしかして誘拐…?


起き上がり自分の見た目を確認する
いつも通りの格好……そして投げナイフと小型拳銃…あとは………


自分が持ってる武器を確認して次に誘拐された日の服装を思い出す
確かあの時はパジャマだったはずなのに…なんで着替えさせられてるんだよ…そして投げナイフと小型拳銃って……


困惑しながらも周りを見渡すと隣に身長の高い和服の男の人が眠っていた


………誘拐犯はお前かなるほど…


いやいや、可笑しいだろって?
考えてみなよだって、隣に和服を着て鬼の仮面を被っていて番傘と刀を装備してる奴なんて不審者以外の言葉が出てくるわけないじゃん
イマジナリー閲覧者さんにそうツッコミ目の前の和服の男をじっと見る


…此奴は今寝てる


ぶっちゃけ彼奴が誘拐犯だとしたら僕が勝てる見込みは無いに等しいし

刀とか奪っても無駄、力でねじ伏せられる

なら、逃げる?

いや…ここが何処かもわからないから逃げきれる自信が無い…

ならいっその事……




















殺す?

丁度ここには拳銃もある。
殺して、持ち物を調べれば何か分かるかもしれない…

けど……それはしたくない

……情報が欲しい

……出来る限り安全にするなら今寝ている此奴を起こす。
そして、起きてヤバそうだったらとっとと逃げる

残されたのはこれしかない…


『…ねぇ、起きなよ』


自分の性別を隠すため、低めの声を出す


「ん…」


目を覚まし起き上がった和服の男はキョロキョロと周りを見渡した後、こちらを向いた


「お前さん誰でぇ…?」


変わった江戸っ子口調に、どこかで聞いた事がある声…いや…割と最近聞いた気がする

それでも警戒するに越したことは無い


『…僕の名前を言う前に、先にあんたから名乗りなよ。どう見たって不審者だし』

「嫌でぇ、お前さんこそ十分不審者じゃないかい」


フードで顔を隠してるから不審者に見えるのか…

そして、この反応から見るに僕と同じ誘拐された人って事になるのか…

……情報は得られないし、ここに居ても時間の無駄
何より僕は此奴と仲良くする気はない

探索しようと立ち上がる


「どこ行くんでェ?」

『……探索、ここに居ても時間の無駄だしあんたと仲良くする気なんてさらさらないからね』

「ふーん…」


和服の男は意味ありげにそう呟いた

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設定タグ:ナカノヒトゲノム【実況中】 , 鬼ヶ崎カイコク   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:雪雅 | 作成日時:2020年12月29日 14時

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